Gaeilge
毎年秋に開催されるアイルランド語芸術の大会エラハタス・ナ・ゲールゲの2015年の行事予定が発表されました。シャン・ノース(歌唱・ダンス)のアイルランド一の名人を決める大会です。他にもストーリテリングや、さまざまの歌唱競技など(同一時間帯に複数…
アイルランド語で日曜から土曜までは次の通り。(「日曜に」等の形で)
Collins Dictionaries, Collins Gem Irish to English (One Way) Dictionary [Kindle版] Kindle用のおそらく初のアイルランド語ー英語辞書。辞書本体の内容は紙冊体の Collins Irish Dictionary (近年のPocket などを含む)と同様である。 結論から言えば、…
Osborn Bergin, ed., Stories from Keating's History of Ireland, third ed. (Royal Irish Academy, 1930; rpt. 2001) ジェフリ・キーティング(1569頃–1644頃)が著した『アイルランド史』(Foras Feasa ar Éirinn, 1634)はアイルランドの歴史書の古典。 …
梨本 邦直『ニューエクスプレス アイルランド語(CD付)』(白水社、2008) 初級アイルランド語入門書。CD付。 A=B の「=」の役割をするコピュラ(繋辞)はアイルランド語最大のキモのひとつ。これが分れば、まあ、アイルランド語が分ったといってもいいほど…
E. G. Quin, Dictionary of the Irish Language: Based Mainly on Old and Middle Irish Materials (Royal Irish Academy, compact ed. 1983) 古いアイルランド語を、今日われわれが安心して読めるのはこの辞書があるからだ。 たとえば、現代において主流の…
3月17日はアイルランドの祝日。アイルランド語で Lá Fhéile Pádraig と、英語で St Patrick's Day と呼ぶ。〈アイルランドの守護聖人〉パトリキウス(パトリク、パトリック)の帰天日(461年頃の3月17日とされる)を祝日とした。 アイルランド語で lá fhéile…
初歩のアイルランド語で次のような文があるとする。Tá leabhar agam.もし、英語で書かれた本で勉強していたら、必ずやこう書いてあるだろう。I have a book.けれど、果たしてそうなのだろうか。このアイルランド語は、<私のところに本がある>の意である。…
ギネスのアイルランド語の看板でこういうのがある。 Is fearrde thú Guinness正確な解釈はどうなるのか。いろんな解釈がある。普通にとれば、<ギネスを呑めばあなたはよくなる>の意である。<よくなる>(better)とは何のことか。健康ともとれるが、それは…
アイルランド語の表現で i mbun は大変よく出くわす。が、ピンと来にくい。なにかに感動したときや強く心を動かされたときはアイルランド語でないと表現できないことがあるが、この i mbun は芯のところでつかまえたという気がなかなかしない。それに、この…
古アイルランド語の辞書について、電子篇では eDIL の名前を挙げながら、紙媒体篇では名前を挙げなかった。重要でないと思ったからではなく、その逆に、とてつもなく重要な辞書なのだけど、あまりにも専門家向きなので挙げなかったのだ。だけど、そこまで関…
忘れないうちに紙媒体のアイルランド語の辞書についても書いておこう。「紙媒体」は以前は「冊子体」とも云った。ある辞書が使えるかどうかは、その序文が読みこなせるかどうかだと、よく云われるが、もう一つ重要な前提がある。文法が完全に頭に入っている…
日頃、アイルランド語や英語に接する際に、お世話になっている辞書を、感謝をこめてちょっと挙げてみよう。紙媒体が依然として最も有用な資源であることに変わりはないのだけど、実際には電子的なものにも相当助けられている。片っ端から挙げていくと長くな…
アイルランド語の 'beag' (小さい)の語が時の表現で使われることがあります。それについて某所で書いたことをまとめておきます。 ガロージーン・ヴラナハの名唱で知られる歌 'Tráthnóna Beag Aréir' 「夕べ遅く、昨日の夕方遅く」に現れる beag は典型例で…
ジョー・ヒーニー伝。著者リーアム・マクコナマラはヒーニーに関する最高権威だ。アイルランド語の著作だが、英語の引用も多い。附属の CD のためだけでも入手する価値がある。
『アイルランド語文法 コシュ・アーリゲ方言』(研究社)を使用してアイルランド語を学ぶ方のために、読者の皆さんの学習上の疑問に答えるページ、アイルランド語質問箱 ができました。アイルランド語学習関連のリンク集 もあります。
シェーマス・エニスの収集日記 'Mise an Fear Ceoil': Séamus Ennis - Dialann Taistil 1942-1946 (Ríonach uí Ógáin 編, Cló Iar-Chonnachta 刊、2007) 。1942-1946年にかけて、ドネゴール、メーヨー、コナマーラ、クレア、リムリックの各県で伝統音楽の収…
ついに、アイルランド語文法の最新の独習書が発行されます。アイルランド語文法 コシュ・アーリゲ方言 Learning Irish作者: ミホール・オシール,梨本邦直,京都アイルランド語研究会出版社/メーカー: 研究社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー…
ついに、シェーマス・エニスの日記を入手。読んでみると予想以上に面白い。
エラハタスでの「今年の一冊」賞の候補にシェーマス・エニスの日記が挙がっている。11月2日の発表にはできれば行こう。<関連情報>
ふだんは大して冴えない Lá のポッドキャスト。驚いたことに詩人カハル・オシャルキーの対談3回シリーズを一挙公開した。やるなあ。
2005年に新版が出たアイルランド語辞書 Focloir (O Siochfhradha 編、An Comhlacht Oideachais 発行) は現代語辞書として手頃だけど、どうも日本では入手できないみたい。一応、ISBN: 1845361059 。良い点はアイルランド語−英語の部分が先に来てること、現代…
アイルランド語文法書兼独習書の Learning Irish が CD 附きになった。ただし、内容は従来の版と殆ど同じ。CD だと iPod に入れるのが楽。
この四月から、天理大学のサテライト語学教室 でアイルランド語講座が始まる。会場は奈良市の奈良新聞社本社。たぶん、関西で唯一の講座。講師のかたはよく存じ上げている。面白さは折り紙つき。
Molaim Beannachtaí Lá Féile Phádraig ort féin agus ar do mhuintir.I would like to wish you and yours a very Happy St. Patrick's Day.そういえば、(アイルランドや米国の) Google は今日は本日にちなむロゴなので記念に。
'Irish Language Needs Simpler Grammar To Survive' (アイルランド語が生残るためには文法の簡素化が必要)というタイトルの記事が4月21日頃、The Irish Times に載ったようです。興味深そうな記事なのですが、ぼくは購読者ではないので中身が読めません(…
最近、次期教皇への興味にからんで、聖マラキの予言の話がよく出てくる。多くの人がこの名前を別の名前と誤解しているようなので、簡単に書いておく。 歴代の教皇について予言したといわれている聖マラキ(Malachy)のほうはアイルランドの人であり、名前は…
アイルランド語によるメッセージが Gaeilge-B メーリングリストに載った。おなじみの Marion Gunn さんによる4月3日付のポストである。 まず、アイルランド語ではローマ教皇ヨハネ・パウロ二世は Eoin Pól II という。で、メッセージのほうはこうだ。 Eoin P…
Beannachtaí na Féile Pádraig oraibh go léir![Happy Saint Patrick's Day to you all!] <追記> 上のアイルランド語表現の解説を MT のブログ のほうに書きました。
アイルランドの守護聖人聖パトリック(パトリキウス)の祭日3月17日(セント・パトリックス・デー)のことはアイルランド語で Lá Fhéile Pádraig という。 灰の水曜日(アイルランド語で Céadaoin an Luaithrigh)である今日から復活祭までは犠牲と断食の日…