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中村浩三、レックス・スミス、マウリシオ『地球平面説【フラットアース】の世界』(ヒカルランド、2021)

現代の世界では、一応「奇説」の部類に入るであろう、フラットアース説 (地球平面説) の入門書。あまりにも「入門」的過ぎて、物足りない人もいるかもしれないが、本格的な説明に入ると、いわば〈小学生が高等数学〉に挑戦するようなレベルの違いがあるので、何事も基本から押さえてゆくのがよい。
それでも、本書程度の入門的な内容でも、家族や友人に話した場合、請け合うが、十中八九〈大丈夫?〉という不審な顔をされるであろう。それほど世間一般の常識とはかけ離れた内容だ。
とはいえ、世間がそうなったのは比較的新しいことである。だいたい、コペルニクスが地動説を唱えて以来ということになる。それまではキリスト教世界では本書のような世界観 (=天動説) が当たり前だった。
本書によると、地球球体説はフリーメーソンが広めているらしい。だとすると、この〈神学論争〉の決着しだいでは、将来、立場が入れ替わらないともかぎらない。
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入門が必要なくらいであるから、フラットアース説は、意外に奥が深い。シンプルといえばシンプルなのだが、その仕組みは、文字だけで理解するのはむずかしい。本書は3人の著者が説明するワークショップを文字起こししたような内容だが、ところどころで、動画を参照してくださいという説明が入る。面倒だなと思わずにその動画を見てみると、確かにこの立体的な動きは言葉で説明されても理解がむずかしいことが分る。
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本書には参加していない、別のフラットアーサー (地球平面説論者) のエディ・アレンカの挙げる例が興味深かったので、紹介しておこう。
世界がフラットアースである顕著な証拠は、アレンカによると、飛行機の緊急着陸の事例に求められるという。アレンカは自著で16の例を挙げているが、本書にはそのうち3つが載っている。
そのうちの1つに、米国のシカゴから中東はカタールのドーハへ向かう便の例がある。航空会社の示す飛行ルートを見ると、スペイン南部を通って地中海を通り、ドーハに達するコースになっている。
この飛行機が緊急着陸しなければならなくなった時に、どこに着陸したか?
皆さんなら、どう思いますか。スペインから地中海を抜けるコースのどこかかな、とふつうは思うだろう。ところが、答えはモスクワなのだ!
え、スペインからモスクワまで、わざわざ遠回りするのか? と我々の頭は回転する。学校で受けた教育からは、そのようにしか思えない。
だが、フラットアースの地図で見ると、シカゴとドーハを結ぶ線上にモスクワがあり、不思議でも何でもない。飛行機はまっすぐに飛んでいただけなのだ。
え、これがまっすぐ? と我々の頭は反応する。ここから先は常人には理解不能だ。
こういうことを肌で知るには、国際線などの飛行機に搭乗する機会があったら、方位磁石 (アナログコンパス) を持参するとよいという。機内のモニタに映し出される飛行の方向と、自分のコンパスに表示される方向とを比較するのだ。面白い結果が得られるかもしれませんよ。
類書がありそうでないテーマ(言語にひそむ数学性)
寺田寅彦『数学と語学』

物理学者の寺田寅彦 (1878-1935) の随筆である。本書と似たようなテーマの『科学と文学』とか『俳句と地球物理』などの著作もある。広くいえば、科学的思考と人文的思考の関りや比較に関心があるのであろう。
しかし、実験物理学や地球物理学を研究する人間が、どうして文学に興味をもち、随筆などをものするのであろうか。
寺田が自然科学への眼を開かれたのは五高 (熊本) 在学中のことであったが、同じときに英語教師・夏目漱石に出会って文学への開眼をしている。〈教室で英語を習い、自宅で俳句を学び、その紹介で上京後正岡子規を訪ね、俳句や写生文を《ホトトギス》に寄せるにいたった〉(藤井 陽一郎、遠藤 祐)。
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寺田の関心の推移をみて、やっと本書のテーマをなぜ思いついたかが、おぼろげながら分った。寺田はそういう言葉を使っていないが、言葉にひそむ数学的なるものを五高時代以降に体得していたのだ。もし、寺田が今日の言語学的な方法論を知っていたら、それはまさに音韻論 (prosody) の世界であると気づいたであろうが、そのような言及はもちろんない。そのような方面の言語学が発展するのは、寺田の没後ずいぶん経ってからのことである。
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以上のことは、音韻論をやる人なら自明のことだろうが、それはいわば後知恵である。寺田の時代にそのような認識があったかどうかは分らない。
もしも、詩的言語の音韻論における数学的側面に関心があれば、キパースキー (Paul Kiparsky, 1941- ) が開拓した生成韻律論 (generative metrics) の方面の研究を参照されたい。
おそらく、寺田は、西欧語におけるその種の考え方よりはむしろ、日本語におけるモーラ (mora) から来るリズムにひそむ数学性を直観的に会得したのだろう。
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前置きが長くなったが、本書でまず述べられることは、入試の成績を調べたところ、数学の点数と語学の点数に統計的相関があったという話である。物理学者の世界認識の基本は数学であるから、どんな事象でも数学的に還元して考えるのはふつうのことだが、入試の点数の間に相関を見つけたというのである。
それに対する寺田の感想は、〈きわめて当たりまえのようにも思われる〉と、まず書く。それはそうであろう。学生時代、周りをみまわして、数学の点も英語の点もよい者はいたものである。べつに珍しいことでもない。
しかし、ここから寺田の独創的な着想が始まる。〈もしやこのふたつの学科がこれを習得するに要する頭脳の働き方の上で本質的に互いに共通な因子を持っているようなことはないか〉と述べる。この問題は現在なお考えるに値する興味深いものだ。
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これに対する考え方は、現在だとおそらく言語の学の数学的な側面に着目するだろうが、寺田の時代は違った。逆に、〈数学も実はやはり一種の語学のようなものである〉と考えるのである。これは実に興味深い。寺田はこう書いている。
いろいろなベグリッフがいろいろな記号符号で表わされ、それが一種の文法に従って配列されると、それが数理の国の人々の話す文句となり、つづる文章となる。
この寺田の発想には仰天せざるを得ない。これは簡単にいえば、数式は〈数理の国の人々の話す文句〉であり、ドイツ語はドイツの国の人々の話す文句である、ということである。
これは、数式の要素をベグリッフ (Begriff, 概念) と捉えるところから来ている。もしそう捉えることが可能なら、確かに数式とはそれらを「文法」に従って配列したものだろう。その「文法」は数学者の間では共通理解である。
そして、世界をそのように捉える人々が物理学者に他ならない。
しかし、物理学において「人間原理」が登場するのは、これも寺田没後、ずいぶん経ってからである。奇しくも、宇宙論の人間原理と、キパースキーの生成韻律論が世に登場するのは同じ1970年代のことである。
私の最近の特選品(202506)
最近のお気に入りを少しだけ紹介したい。
本
伊勢谷 武『アマテラスの暗号(上)』(宝島社文庫、2024)
伊勢神宮に隠された謎といった話題を扱うにはフィクションという手があると知らされた一冊。そのまま知り得たことを書けば支障がある場合などに、よくフィクションの形で発表される。
もちろん、気に入るだろうと予想できる場合は、下巻も一緒に入手する方法もあるし、一冊でぜんぶ読めるKindle版もある。ただ、500頁超の長い本なので、電子版で読んでると今どのあたりか、つかみにくい。その点、上下巻の紙冊体だと読みやすい。
サプリ
Two-Per-Day (Life Extension)
マルチビタミンには珍しく、カルシウムを含んでいない。その他の通常の必要とされるビタミン類が十分な量含まれている。1日に2カプセル飲むだけで所要量が足りる。ただし、100mg 含まれるマグネシウムについては、吸収率の低い酸化マグネシウムであるという短所がある。また、少し特有の匂いがあるので、好き嫌いが分かれるかもしれない。カプセルは大きい。
この手の輸入物のサプリといえば iHerb で買う人が多いと思うが、本品については、アマゾンのほうが安い。
マルチビタミンとしての評価は、こちらの記事が参考になる。 この記事ではマグネシウムについて、〈海藻類や大豆食品を中心に食事からマグネシウムを意識して摂取〉する方法を紹介している(さらに参考記事1、参考記事2がある)。
[追記(20250630)]2025年6月に上記のマルチビタミン3個組を注文したところ、届いたのは使用期限2027年5月までのものだった。発送元は米国カリフォルニア州の会社だった。
オリゴ糖
フラクトオリゴ糖 2480g(日本オリゴ)
特定保健用食品(トクホ)のオリゴ糖。ふだんからオリゴ糖を使っている人にはこれくらいの量が使いやすい。変な甘みはなく、摂取しやすい。
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おまけ。この大ボトル・タイプのオリゴ糖を使っている人は、小分け用の容器にこのブランドの小ボトルを使っている人も多いかもしれないが、あれはやや液垂れでベトつく。
最近、次の容器を発見し、液漏れなく、非常に使いやすいことが分った。ハチミツ用だが、問題なくオリゴ糖にも使える。
ナガオ ハニーディスペンサー 360ml
秀逸な歴史観と現状分析
ベンジャミン・フルフォード『一神教の終わり 悪魔の13血族とバビロニア奴隷管理帝王学の崩壊』(秀和システム、2021)

本書は、できれば直前に出た『世界「闇の支配者」 シン・黒幕 頂上決戦』(宝島社、2021) とあわせ読むといいだろう。
特に本書で初めてフルフォード氏の情報にふれるような読者は、図解などの見やすく整理された便覧をわきにおいて読むほうがよく分ると思う。
それにもう一つ。本書でふれられる「メシア」候補の人物の写真は、おそらく日本で初公開されたものだ。それのカラー写真が上記の宝島社の本には入っているので、その意味でもお勧めだ (本書の写真は白黒)。
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日頃から氏の週報を熱心に読んでいる読者には、まさにどんぴしゃの内容だ。現代世界の情勢分析が毎週ものすごいボリュームと精度で送られてくるが、その背景となる歴史観や宗教観となると、週報のスペースでは十分に論じるのが難しい。それを本書では たっぷり述べている。
それに加えて最新の情勢分析が述べられており、この部分だけでも価値がある。
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氏はジャーナリストであるので、自分の目で取材したか、自分が会って信頼できる情報源から直接聞くか教えられるかしないかぎり、基本的には取上げない。その点でネット上に流布する言説とは かなり性格が違う。
もちろん、ネット上にも精度の高い貴重な情報は存在するが、それらは情報の専門家以外には知られていないことが多い。
一番の問題はネット上の英語の発信には殆ど、本書が扱うような方面の重要な情報が含まれないことだ。
いみじくも、ある編集者が語るように、〈こうした闇の支配者=ディープ・ステートの写真って、ほとんどロシアの怪しげなサイトか、アラビア語のイエメン、カタールでしか見つからない〉のだ。
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本書は時宜を得た東京オリンピックの話題 (IOC) を枕にして、世界を支配する2大血族 (米と英) の現代に至る血統を説明し、いよいよ本書の本題である一神教の歴史に分入ってゆく。そのうえで、一神教グループの勢力図と世界戦略とを描き出し、「グレート・リセット」の真相に迫る。
フルフォード氏のこれまでの著作や毎週のレポートを読んでいる人には頭の整理になる。
加えて、ディープ・ステートの「新救世主」候補の本邦初公開の写真まである。その候補とは、デイヴィッド・ロックフェラー・ジュニア (1941- ) とカール・フォン・ハプスブルク (1961- ) である。
いろいろな意味で目が醒めるような一冊である。
ただ、若干の校正不足が散見される点は惜しい。
食事の基本を根本から考えさせる
アイザック・H・ジョーンズ『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』(サンマーク出版、2016)

何が良い油で、何が悪い油なのか、どこに糖質がひそんでいるのか、等々について、基本となる考え方を具体的に分りやすく説く。
あまりにも大事なことを、米日の食事を比較しつつ説明し、広い視野も得られるので、食育の副読本あるいは教科書にしてもよいのではないかと思えるほど。
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内容にふれる前にひとつ問題がありそうなので、それを先に片づける。
あるユーザ書評が本書について根本的な疑義を提出しており、それがもとで評価が影響を受けかねない。
そのユーザの疑義は、著者の経歴や資格に関するものだ。いわく、著者の出身は無名の大学である、著者は「医師」ではない、というもの。そんな書に騙されるなという趣旨である。
これが事実であれば、その疑義には正当性があるが、評者が調べたかぎりでは、ユーザの疑義は誤解である。著者の出身大学はカイロプラクティク専門大学の Life University (Marietta, GA) であり、著者の取得した学位は Doctor of Chiropractic (D. C.) である。
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本書の監修を担当するのは、白澤卓二で、学位は医学博士 (Doctor of Medicine, MD) である。なお、ユーザが用いた「医師」とは、日本では医学部医学科を卒業し医師国家試験に合格して医師免許を取得した人のことで、医学博士とは異なる。医師を英語では doctor とか medical doctor というので、ややこしい。
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読者としては、上記の経歴や資格のことよりも、書いてある内容がどれほど確かなことで、それがわたしたちの生活にどう関係するかのほうが大事だろう。その観点からゆくと、本書はきわめて満足度が高い。
本書には翻訳者名が記されていない。本書を読むと、著者が日本に来て打合せをしたことが書いてある。おそらく、米国の事情のみを書いたのでは日本の読者には分りづらいので、日本の事情とのすり合わせをしたのだろう。読者にとっては有難いことだ。そういう打合せの成果か、文章は読みやすい。
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〈アブラを摂ると健康に悪い〉との観念は広くゆきわたっている。が、これが間違った考え方であり、そのアブラ=悪者説が60年前に始まったことが本書に記されている (2章〈「アブラは体に悪い」という誤解はなぜ広まったか?〉)。
1950年代にミネソタ大学生理学教授のアンセル・ベンジャミン・キーズが〈飽和脂肪酸 (動物性脂肪) が心血管疾患を引起こす〉とする仮説を発表した。本書は、それについて、簡潔に「このときのデータは意図的に操作されていた」と記す。
ひかえめな書き方であるが、これは実は、砂糖業界に都合の良い結果となるよう操作されたのだということが、2016年のカリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD) のクリスティン・カーンズ博士らの研究で明らかにされているのである ('Sugar Industry and Coronary Heart Disease Research', JAMA Internal Medicine, November 2016)。
何と真実は60年間も封印された。その間、世の健康観は大きな影響を受けてきた。かく言う評者もそのひとりで、ローファットが健康に良いと信じて疑うことは、本書を読むまではなかった。
本書によれば、〈実際には「良いアブラ」を摂ることで心臓病のリスクは減ったはず〉だという。まったく逆だ。
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本書は、評者のようにローファット信者であったひとには、コペルニクス的転回をもたらす書である。
本書を読んだことがきっかけで人生を転換させた医師、石黒 成治の著『食べても太らず、免疫力がつく食事法』(2020) を読んでいなければ、本書にめぐり合うこともなかった。健康的な人生を真剣に考えるひとにおすすめする。
大化の改新の策源地=南淵塾
「月刊日本2021年6月号」(ケイアンドケイプレス、 2021)

南淵塾についての2頁の文章を読むために本号を入手した。結論から言えば、その価値はあった。
渡来系の学僧、南淵請康 (みなみぶち の しょうあん) は第一回遣隋使で留学する。その期間が32年。留学といえば、現代の常識だとせいぜい数年間というところだろうか。それがなんと32年間。帰国は640年のこととされる。
戻ってから飛鳥の知識人、政治家、有力者に歴史、孔孟、四書五経などの学問を教えた。南淵塾には中大兄皇子と中臣鎌足が通っていた。塾のあった場所は桜井の談山神社の宏大な敷地のどこかである。
大化の改新の密談の場所は談山神社といわれる。その目指すところが、農村共同体の再現であったとすれば、その思想的淵源は南淵請康だろうと、筆者の宮崎正弘は述べる。乙巳の変に影響を与えたのは彼だったのだ。
〈いまは名前さえ知る人は少なく、そういう古代との考察をしたのは権藤成卿くらいだ〉と宮崎は指摘する。
その権藤成卿 (ごんどう せいきょう)について、三浦小太郎が本号に書いている。正確には、権藤を補佐するように活動していた長野朗の思想を掘下げている。長野が推進した農村救済運動における思想は、ひとつには〈共存の経済〉であり、もうひとつは〈搾取の排除〉であった。
このうち、前者は、経済界における共存、政治界における自治、精神界における純情 (虚偽に対立する概念) を原則とする。彼は、〈経済政策とは何よりも生存、生活の基盤を守ることであり、だからこそ農業の重要性〉を説いたのである。〈経済とは、各人が生活上の要件である「衣食住及び男女の要求」を充足させることが目的である〉と説く。「男女の要求」とは、家庭を持てるだけの経済的安定のことである。
この長野の経済思想と、最近世界で話題の UBI (Universal Basic Income) とは案外距離が近いのではないか。
南淵塾は古代以来の日本思想の源流のひとつとして、今後脚光を浴びるのではないかという予感がする。
知る限りでは日本語で書かれたNESARAに関するたった2つの本のうちの1つ
笹原俊『NESARA/GESARA: 来るべき世界の新たな経済システムとは? (笹原シュン☆これ今、旬!!)』(2021)

NESARAについて日本語で書かれた本は、知る限りで2つしかない。今回取上げる本書以外には、ケイ・ミズモリ『世界を変えるNESARAの謎―ついに米政府の陰謀が暴かれる』(明窓出版、2004) しかない。しかし、その本は2004年刊とやや古い。新しい世界情勢をふまえたものとしては2021年3月刊の本書しかない。その本書にしてもブログ記事をまとめたもので、データは2020年11月時点のものだ。
結論からいうと、NESARAの歴史的経緯について知りたい人は、本書を読んで損はない。というか、すべての日本人が知っているべき内容であるともいえる (今後、NESARAの世界的展開GESARAは日本にも大きく関る)。ただし、ブログ記事のままなので、誤字や誤変換が残っており、目次から各章へのリンクもない、Kindleを持っている人しか利用できない、といったことは予め了解の上であれば。
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海のものとも山のものともつかぬものとしてNESARAを捉えている人は、NESARA関係諸法(100本以上ある)が米国ですでに議会を通過したと本書で指摘されていることだけでも知っておいたほうがよい。
その「通過」(2000年)までには、1978年以降の米国内での紆余曲折がある。法律の条文としてまとめる作業が開始されたのは1992年頃だ。条文化を行なったのは、ハーヴィ・バーナド博士 (Harvey Barnard, 1941-2005)。博士はその法案群をNESARA (National Economic Stabilization and Recovery Act) と命名した。
NESARA諸法が通過したと主張しているのは、そのバーナド博士による元々のNESARAとは違うNESARAを支持する人びとであることに注意が必要だ。そのもう一つのNESARAはNational Economic Security and Recovery Actの略で、今やウィキペディアなどでも、こちらを使って説明している。つまり、Sの部分がStabilizationであるのがオリジナル、Securityが別の版だ。
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本書を読んだあと、公開された典拠に基づいて、自分なりに考えてみたいひとは、例えば、Jay Jericho氏 (社会学博士) による批判的検証の文書などを読んでみるとよいだろう (ウェブサイトJournalist Ethicsの'NESARA'という2019年の無料電子書籍)。



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