sean-nos
Q:What is Sean-nós?A: Literally Sean-nós means ‘old way’. It is the oldest form of singing in Ireland. Sean-nós songs are usually sung unaccompanied. Excellent examples are the Irish language love songs: Úna Bhán, (Fair Úna), An Caisleán G…
Máire Ní Cheocháin のアルバムで挙げた歌 'Cois Abhainn na Séad' は Elizabeth Cronin の録音(1947)もあり、CD 附きの本 The Songs of Elizabeth Cronin (Four Courts Press, 2000) に歌詞と楽譜とが掲載されている(89-90頁)。同 CD と本 CD または上…
ムースクリー(マスケリー)の歌唱伝統を知るのに恰好のシャン・ノース CD Cú-cú-ín をレビューする。 目次 データ 内容 総評 聞きどころ 入手先、試聴 映像 データ Máire Ní Cheocháin: Cú-cú-ín (Acamhadh Fodhla 2, 2006) rating: *** 1/2 sound quality:…
音楽評論家アール・ヒッチナーが The Irish Echo Online 2006年1月4-10日号で、新千年紀(2001年からの千年)に発売された CD から15枚を選出した。よく見ると、1970年代、90年代のものや2000年のものも含まれているし、今では入手困難なものもあるけれど、…
〔蔵出し記事 20051231〕 2005年、生で見たシャン・ノースの歌い手は百二十名を超す。これほど多くのシャン・ノース歌唱を生で聴く機会に恵まれたのは2005年が初めてである。シャン・ノースつながりで言うと、生で見たシャン・ノース・ダンスの踊り手は二十…
コナマラのシャン・ノース・シンガー Máire Bríd Uí Nia のアルバム Bríd Óg Ní Mháille をレビューする。 Máire Bríd Uí Nia: Bríd Óg Ní Mháille (OECD-010, 1997?) rating: **1/2 sound quality: **1/2 Bríd Óg Ní Mháille Galway Bay The Blind Child Br…
2006年2月に CIC が出したシャン・ノース集 CD Sean-Nós Cois Locha をレビューする。 VA: Sean-Nós Cois Locha -- Rogha Sean-Nós Milwaukee 2003-2005 (CIC CICD 162, 2006) rating: *** sound quality: ** Áine Uí Mhuineacháin (Nan Chamais) [ó Chinn M…
2005年暮れに発売された RTE のビデオ・クリップ集 Come West along the Road: Irish Traditional Music Treasures, Volume 1 from RTÉ TV Archives 1960s - 1980s (RTÉ RTEDVD99)。プロデュースはニコラス・カロラン。本 DVD はオール・リージョンズのデ…
三人のドノハさん 相当なアイルランド音楽通を自認する人でもちょっと難しそうなクイズを一つ。次の三人のドノハさんの違いは何でしょう。 Seán 'ac Dhonncha Seán Mac Donncha Seosamh Mac Donncha 発音はそれぞれショーン・アク・ゴノハ、ショーン・マク・…
Seán Ó Riada, Our Musical Heritage (Fundúireacht an Riadaigh, 1982; ed. with an introduction by Thomas Kinsella; Musical Editor: Tomás Ó Canainn) ショーン・オ・リアダ(1931-1971)が1962年7月7日-10月13日に行ったラジオ講話を収める小著(楽譜…
〔蔵出し記事 20050908〕 シャン・ノース・シンガーのイアルラ・オ・リナード (Iarla O' Lionaird) の新作 Invisible Fields 発表会が2005年8月に行われたが、それに関する記事がフィナンシャル・タイムズ電子版 (FT.com September 7 2005) に載った。変わっ…
〔蔵出し記事 20050906〕 シャン・ノース歌手のミホール・オ・シェーン(Micheál Ó Seighin)さんら五人がメーヨー県内陸部の天然ガス関連施設の建設は危険すぎるから沖合に建設せよとの抗議運動を起こし、〔2005年〕6 月 30 日に投獄された。それから二ヶ月…
Cumar (CIC CICD141, 2000) 10. An Tréigean le Ciarán Ó Concheanainn 11. Poirt / Jigs le Sarah-Jane Woods 1999 年の「クマル」コンサートの模様を収めたアルバム。〔'cumar' はアイルランド語としては「峡谷」の意だけれど、ここではアイルランド西部コ…
〔蔵出し記事 20050825; From the archives: what follows was written on 25 August 2005〕 Ciarán Ó Con Cheanáinn, a most promising young sean-nós singer. 彼は恐らく2005年のエラハタスでオ・リアダ杯を獲得することだろう。2004年は同杯三位、2002年…
Bob Quinn, The Atlantean Irish: Ireland's Oriental and Maritime Heritage (Lilliput Press, 2005) この本の著者 Bob Quinn がどのような主張をする論客であるかについては、たぶん十本くらいは書いたので、ここでは繰返さない。リリス・オ・リーレの最大…
シャン・ノース歌唱の名人ジョー・ヒーニー(Joe Heaney)はジョーン・バエズ(Joan Baez)にはニャーがないと言った。 こういう話が IRTRAD-L メーリング・リストで出たことがある。では、ニャーとは何か。ポール・カー(Paul Carr)が同リストに投稿して、…
〔蔵出し記事 20040128〕 リリス・オ・リーレから得た情報で一つ大きかったのは、ドネゴールの歌唱伝統のコンテストであるコナル・オ・ファリの名を冠したそれは、エラハタス・ナ・ゲールゲの一部門となっているということだ。従って、エラハタスに行けば、…
アイルランドのアラン諸島の東島出身の女性歌手ラサリーナ・ニホニーラ(Lasairfhíona Ní Chonaola)の経歴について。 まず、コニーラ(Conaola)はコナマラ西部に多い姓らしい。この姓についてはなかば伝説じみた話が伝わっている。ホニーラとなっているの…
アイルランドのシャン・ノース歌唱の起源に関して2説ある。
Bádóirín Thír an Fhia le Bríd Ní Mhaoilchiaráin ブリージ・ニウィルヒアラーィン(Bríd Ní Mhaoilchiaráin)の唄う 'Bádóirín Thír an Fhia' 〈チーラニーアの船乗り〉。チーラニーアはアイルランド西部ゴールウェー県の地名(英語名 Teeranea)。
TG4(アイルランド語放送局)にシャン・ノース歌唱のアーカイブがあった[現在はなく、TG4 Archive という総合的アーカイブがある]。 歌、歌い手、テーマ、地方により検索ができる。
アイルランド伝統音楽ファンにはたまらない歌のビデオ・アーカイブがある。知る人ぞ知る。前にも紹介したけれど。 このアーカイブは Na Píobairí Uilleann (NPU) (the Society of Uilleann Pipers) にある。アイルランドの伝統楽器、イラン・パイプスの演奏…
ラフトゥリーの名曲は今もアイルランドで愛されている。 エラハタス(アイルランド語芸術の大会)などでも特別の尊崇をもってラフトゥリーの歌が扱われる。
毎年秋に開催されるアイルランド語芸術の大会エラハタス・ナ・ゲールゲの2015年の行事予定が発表されました。シャン・ノース(歌唱・ダンス)のアイルランド一の名人を決める大会です。他にもストーリテリングや、さまざまの歌唱競技など(同一時間帯に複数…
アイルランドの中等教育修了試験の選択科目に音楽がある。クラシック音楽やロックなどに交じってアイルランド伝統音楽もある。
Seán Ó Riada, Our Musical Heritage (Fundúireacht an Riadaigh, 1982) ショーン・オリアダが1962年7月7日から10月13日にかけておこなった、アイルランド伝統音楽に関する歴史的ラジオ放送に対応する著作。 本としては1982年に出版された。ラジオ放送でつか…
2014年オリアダ杯(Corn Uí Riada)の模様がTG4のダイジェスト番組で2月8日まで見ることができる。オリアダ杯はアイルランド語無伴奏歌唱の最高名人を選ぶ大会。 50分の番組だ。一般視聴者が見やすいように緩急の配置がしてある。大会では遅いテンポの歌を参…
シャン・ノース歌唱のアルバムの場合、新譜は出てもせいぜい年に数点程度だ。大抵のアルバムはどこかに「色気」があって、マス・マーケットを多少なりとも意識してる。例えば、部分的に(薄い)伴奏を附けたり、ポップな、またはコナマラ・カントリーぽい曲…
これはどえらいことになりました。シーリア・ニアールタさんのアルバム*1が出たのです。 十年に一枚しかシャン・ノース歌唱のレコードを買わない人(?)もこれは買ったほうがいいかも。 十年に一枚級、もしかしたら女性歌手としては百年に一枚級のアルバムかも…
パダルが新しい本を出しました。タイトルは Amhránaíocht Dúchas na nGael (ゲールの伝統歌唱)。シャン・ノース歌唱に本気で興味のある人なら恐らく必読文献だと思います。目次を見ると音階、リズム、声、歌、マンスター、コナハト、ドネゴール、スコット…