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松下幸之助のことば「責任を知る」


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自分に全く関係ないところで、自分に全く関係ないと思う事が起こって、だから自分には全く責任がないと思うことでも、よくよく考えてみれば、はたして自分に全く責任がないと自信をもっていうことができるであろうか。

 

キリストは、その時代の見も知らぬ人びとの責任も、すべてわが身に負い、そのうえに、後の世につづく数知れぬ人びとの責任をも、その気高いまでの魂で、一身に引きうけた。

 

せめて、自分に責任あると思うことまでも、他人のせいにすることだけはやめにしたい。


--松下幸之助『道をひらく』(PHP研究所、1968)より

 

(ひとこと)
 小宮一慶氏(経営コンサルタント)が寝る前に必ず松下幸之助『道をひらく』を読むことを長年続けているとTV番組で語った。繰返し読んでもなお勉強になるとのことを聞いたので、それではと読み始めた。
 確かに何度読んでも参考になる。
 上のことばにキリストが出てくるが、松下幸之助仏教徒辯天宗)である。それでも、これほど深くキリストを理解していることに感銘を受ける。