Bríd, Caitríona, Róisín
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現在、アイルランドの シャン・ノース*1 女性歌手の若手で注目株を三人挙げるとすると、誰になるだろう。ここでは若手を二十代までと設定すると、すぐにつぎの名前がうかぶ。
- Bríd Ní Mhaoilchiaráin ブリージ・ニ・ウィルヒアラーン (写真)
- Caitríona Ní Cheannabháin カトリーナ・ニ・ヒャナワーン
- Róisín Elsafty ローシーン・エルサフティ
Bríd
まず、ブリージだが、2002年のエラハタス・ナ・ゲールゲ*2 でオ・リアダ杯*3 を史上最年少で獲得している。が、まだ、ソロ・アルバムがない。録音はあることはあるが、その CD はもはや入手困難。
それより、2003年11月27日に、TV 朝日の「Deep Planet」という番組に出演したので、日本で目にした人は少なくないはず。
Caitríona
つぎに、カトリーナ。2003年秋のエラハタスで女性部門の一位(ポーリク・ヴィク・ア・リー杯)を獲得した。この部門の一位は確か二回目。近い将来、必ずオ・リアダ杯をとるだろうと予感させるだけの魅力と実力がある。
録音は一曲だけ《Cumar》(CIC) で聴けるが、今だとインターネット・ラジオでももう一曲聞ける。
http://www.rte.ie/rnag/english/listen.html
この頁を開けて、下のほうの
Oireachtas 2003 Comórtas Amhránaíochta ar an Sean-nós na bhFear agus na mBan ó November 01
を選ぶ。ftp で落とすのがおすすめで、1時間半くらい立ったところで聞ける。聴く人の魂をわしづかみにするような歌唱だ。
Róisín
最後に、ローシーン。2002年秋のエラハタスの女性歌手部門で一位になった。
録音は《Irlande: L'Art du Sean-Nós》(仏 Buda) で 8 曲聞けるが、この盤はプレスが悪い欠陥商品として有名。ローシーンに関わるところではトラック10と12に音飛びがある。皆の抗議にもかかわらず、このレーベルはプレスをやりなおすつもりはないらしい。