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MDR-NC500D 第一印象


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Sony MDR-NC500D ついに到着。世界初のディジタル・ノイズキャンセリング・ヘッドフォン。NC タイプはこれで4台目だが、音質はこれが一番。耳が詰まるような圧迫感がないのが助かる。耳の外に空間が広がる感じで気持ちよく聴ける。高音の伸び、解像度の高さ、情報量の多さ、いずれをとっても一級。中低域は Go-Vibe Petite を通すとまずまず。

余韻がよく伸びる。全日空のファーストクラスに採用されたとか。これなら確かに世界最高クラスの品質かもしれない。掛け心地では一日の長がある Bose QC3 の出番は減るだろう。

などと思いながら、 L'Ham de Foc を聴いてみる。うおおぉぉ。弦を弾くタッチまで聴こえる。CD から SHM-CD に変わったくらいの差を感じるぞ。これは凄い。

ならばと、SHM-CD サンプラーのフェアポート・コンヴェンションを MDR-NC500D で聴いてみる。こ、これは。凄いというより、素の音だ。加工する前の原音をミクサー卓から直につないで聴くのに近い感覚だ。全部の楽器の元の音が手に取るように判る感じ。この音は、私のところで可能な組合せの中では最高品質だ。タイムドメイン・ミニをも上回る。この音を一度聴いてしまうと、ポータブルCDプレーヤーに SHM-CD を入れ、MDR-NC500D で聴くのが、電車の中で聞ける最高音質ではないかと思えてくる。

いや待て。まだ試してない組合せがある。間に Go-Vibe Petite をかませてみないと。同サンプラーのペンタングルを聴いて驚く。ジャッキーが一歩前に出る。音楽としての迫力や楽しさが増し、酔うことができる。これくらいの音をラウドスピーカーから出そうと思うと相当金がかかるだろうなと思う。