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ヴァレリー・カーター


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 ヴァレリ・カータの数少ないリード・アルバムに《ワイルド・チャイルド》がある。1970年代から80年代にかけての良質な女性ヴォーカルと名人級のスタジオ・ミュージシャンの組合せが聴きたければ、おそらくこれにとどめを刺すだろう。

 歌も演奏もとびきりいい。特に前半。粒よりの名曲ぞろい。

 

  ふつうはTOTOのオリジナル・メンバー、スティーヴ・ルカサー(g)、ジェフ・ポーカロ(ds)、デヴィッド・ハンゲイト(b)が入っていることに目が行きがちだが、実はジェームズ・ニュートン・ハワードのキーボードとアレンジが絶品なことは知る人ぞ知る。 

 もしも、このアルバムが好きでいつか手に入れたいと思っていた人がいたら、今は手に入れるチャンスかもしれない。時々復刻はされてきたが手に入らないときは全く手に入らない。iTunes にも入ってないし。

 いま出ている CD はリマスター盤で、LP ほどの迫力はないがまあまあ悪くない音質。ちょっと線が細いと感じる人があるかもしれない。

 クリアな音質で動画にしたのがあった。William Conners という人のコメントにもあるけど、ほんと、James Newton Howard 天才だな。


Valerie Carter - Crazy (1978) - YouTube

 

ワイルド・チャイルド

ワイルド・チャイルド