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詩 音楽 アイルランド

記事一覧

音楽

TradTunes.com (Music Download + Radio)

スコットランドはグラスゴー発のトラッド曲配信サービスが10月8日にスタートした。 TradTunes.com スコットランドやアイルランド等のいわゆるケルト系伝統音楽やルーツ音楽専門のディジタル配信サービス。ラジオ が併設されており、そのラジオを聞くだけでも…

Waterson:Carthy new website

10月18日、ウォータスン:カーシーの 新ウェブサイト 発足。Postnuke というコンテント・マネジメント・システムを使ったそのサイトは、情報が見やすく管理されていて、期待できる。ノーマの病気がちょっと心配。

Donegal fiddle at Oireachtas

先日、エラハタス生中継 のことを書きましたが、IRTRAD-L でもガロード(ギャロード)・ムーニー(Gearoid Mooney)が書いています。これは、ドネゴール・フィドル・ファンにとっては本当に一生に一度もんの機会になりそうです。ああ、行きたい。 Date: Tue,…

Oireachtas 27-31 Oct (RTE live)

今年のエラハタスは RTE で生中継される。アイルランド伝統音楽ファンには聞き逃せないものになりそう。詳しい時間表は こちら。 特に注目なのが、初日のドネゴール・フィドルと土曜日夜のオ・リアダ杯。この二つは凄まじいものになるだろう。 RTÉ Raidió na…

CD Baby

最近四枚のCDを購入した米国のインターネット通販店 CD Baby は、訪れるだけでも楽しく、実際これまでは訪れるだけだった。最初にこの店に気づいたのは、Pekka Lehti: 《Outo Voima》 を探し回っている時だった。結局、この店では買わなかったのだが、これを…

グルジアの歌声(TV 10/10夜)

質の高いTV番組として知られる「世界遺産」(TBS)の本日(10月10日)夜11時45分からのプログラムは、グルジアの歌のファンはおそらく必聴。世界の民俗音楽合唱の中でおそらく五本の指に入る。今回から3週続けて、「無形文化遺産」スペシャル。番組紹介頁 に…

Excellent Swarbrick news! (速報)

とびきり嬉しい情報です。イングランドのフィドルの至宝デーヴ・スウォーブリック(Dave Swarbrick)さんが10月2日(土)朝、バーミンガムの病院で両肺の移植手術を受け、成功し、経過はすこぶる良好とのことです。このニューズはマーティン・カーシーからも…

Topic, Trailer, Leader, Argo盤のLP200枚(9月26日、新宿 Disk Union)

若林さんから連絡を戴いた稀少盤セールのお知らせ。これは行かねば。 9/26(日)英国の深い森:フォーク&トラッド廃盤LPセール200枚!! 開催決定!! きたる9月26日、ディスクユニオン新宿本館5階:ルーツ&トラディショナル館において、英国フォーク&トラッドの…

Earl Scruggs to Play in Ireland (25 Sep)

ブルーグラス・バンジョーの父と言われるアール・スクラッグズ(1924年生まれ)が初めてアイルランドを訪問し、9月25日、Johnny Keenan Banjo Festival で演奏する。家族や友人とともに行うコンサートの題は 'celebration of Irish traditional and American…

Claddagh New Irish Music Releases Sep 2004

ダブリンのレコード店クラダの9月新譜一覧。ウェブ上にはまだ掲載されていないので、Irtrad-L から引用します。 CLADDAGH RECORDS© Dame House Dame Street Dublin 2 September 2004 Telephone +353 1 6778943 Fax +353 1 6793664 www.claddaghrecords.com m…

Joshua White

リアム・クランシーの渡米時の話で Josh White のことに触れたが、それより約四半世紀前の録音を聞きなおしたら、なかなかよかった。 Joshua White: I Don't Intend to Die in Egyptland (rec. New York City, 13 November 1933) これは 《Goodbye, Babylon…

CIC 特別セール(8月末まで)

傑作アルバム Meaití Jó Shéamuis Ó Fátharta: 《Bóithríní an Locháin》 を買うと2枚目は半額になるというセールを8月末まで CIC でやっている。 シャン・ノースに関心のある人でこのアルバムを持っていない人がいるとは思えないけど、万が一いたらこれはお…

Christy Moore

クリスティ・ムア(1945- )が伝統を深く知りながら個を感じさせる歌いかたをするのはなぜかを考えている。 クリスティにおける伝統と個との関係はまるでディランのようだ。もし、ディランのようだとすると、伝統にとことん深くふれて、ある時点で間合いを見…

Black Music and Irish Music

ポール・ブレーディの歌の先達への敬意はどこから来たかという問題にきのう触れた。ロックやポップは歴史が浅い。けれど、イディオムとしてはそれを用いる。はやりだし、かっこいいから。 けれど、アーティストの実感としては何か抜けている感じが残る。やっ…

Trad Tunes (Scottish Folk tracks downloadable per 79p)

速報。スコットランドのフォーク音楽が9月から1曲79pでダウンロードできるようになる模様です。Trad Tunes というウェブサイトが来月から開始され、ターゲットは米国のようですが、米国限定ともされていないのでひょっとすると日本からもダウンロードできる…

Brady and Tunney

先にパディ・タニーの 《The Stone Fiddle》 に触れたとき、その残響がポール・ブレーディ(Paul Brady; 1947- )にも聞こえると書いた。 また、Rambling House から引くと、ポールは R & B グループの Kult から出発し、ハーモニー・ヴォーカルを重視する T…

Corcoran, Ni Dhomhnaill: Sailing into Walpole's Marsh

このカセット・テープは詳細は不明ながら、傑作。CD 化が待たれる。Seán Corcoran, Mairéad Ní Dhomhnaill: 《Sailing into Walpole's Marsh》 (Green Linnet CSIF 1004; 1983) ショーン・コーコラン(1943- ; 現クラン Cran)とマレード・ニ・ゴーナル(195…

Route to folk

引続き Rambling House から。 アイルランドにおいて、伝統音楽の背景を必要としないフォークが登場した次第をノーランさんはこう述べる。 A folk or traditional background was no longer a prerequisite: the route to folk and traditional music for th…

Irish Music (mid-1960s)

前回、歌とダンスとの混交まで見ました。引続き Rambling House をたよりにします。1962年頃からアイルランド周辺の状況がビートルズやディランの登場によりダイナミックに動き始めます。 With the success of The Dubliners and the Clancy Brothers, dozen…

Dannybot (a film)

ええー、こちらは速報ではないんですが。まあ、アイルランドと<ダニー・ボーイ>とロボットが好きな人がいたら(← そんな人いるかー?)過ぎ行く夏の思い出としてでも一見の価値はあるかもしれません。Frank Lesser さんの フィルム です(QT 版)。 ご主人…

Planxty Live in London January 2005

速報。Planxty のライヴが2005年1月29日、30日、31日、英国はロンドンの Barbican で行われます。売切れ必至なので、行くつもりの人はもう予約したほうがいいと思う。 Planxty - Christy Moore, Donal Lunny, Andy Irvine and Liam O’Flynn Venue Title: Bar…

Martin Simpson with Danu

臨時ニューズです。8月18日(日本時間)までの1週間限定プログラムで Danú をバックに従えた Martin Simpson の歌 <Lovely Nancy> が聞けます。この番組でしか聞けないもので、非常におもしろい。イングランド人がアイルランド人をバックに従えイングラン…

Song and Dance (1950s-60s)

引続き Rambling House から。 1950年代から60年代のアイルランドの音楽状況でもう一つ注目すべきことは、フォーク・ソングやバラッドとダンス曲とが違和感なく交じり合っていたことだ。ノーランさんはこう述べる。 The vital extra ingredient of the Irish…

Irish Music (1962-63)

引続き Rambling House から。 この流れがもう二年もするとダブリナーズの登場にまでつながる。ノーランさんはこう述べる。 In 1962 Luke Kelly returned home after working the English folk clubs. Around the same time Ronnie Drew returned from a cou…

Family Sources in the 1960s Ireland

引続き Rambling House から。 バラッド・ブームが到来した時にアイルランド各地の家庭で保持されていた歌がどっと世にあふれ出してくる。そのようすをノーランさんはこう述べる。 The Dance Hall Act of 1935, which had dealt such a blow to traditional …

Irish Music in 1961

アイルランドはゴールウェー県のローナン・ノーラン(Ronan Nolan)さんの Rambling House はおもしろい情報が満載。クランシーブラザーズが米国のTV番組エド・サリヴァン・ショーに出演した1961年頃のアイルランドの音楽的状況は次のようだったらしい。 The…

Liam Clancy & Diane Guggenheim (3)

もう一つだけ、前述のリアム・クランシーの インタヴュー から引こう。1956年、初めてニュー・ヨークに着いた日に、ダイアンにグレニッチ・ヴィレジのアパートに連れて行かれ、そこでジョシュ・ホワイト(高名なブルーズ/フォーク・シンガー)がリアムのギ…

Liam Clancy & Diane Guggenheim (2)

リアム・クランシーの インタヴュー におもしろい言葉がある。 I helped lug all her [Diane's] recording equipment around Ireland, and discovered music I never knew existed in our own country -- the fiddlers, the storytellers, the folklore. Tha…

Liam Clancy & Diane Guggenheim (1)

おととい、リアム・クランシーの人生を変えた日曜日のことを書いたが、その後の人生のエピソードを こちら で見つけたのでメモしておく。 In fact, Mrs. Clancy's store of songs was so well-known that the heiress Diane Hamilton Guggenheim sought her …

Irish Traditional Music Discography

Tá Irish Traditional Music Discography, sa Irish Music Review, atá fónta.4 Lúnasa 2004 Irish Music Review の有益な Irish Traditional Music Discography がほぼ完成に近づいていますが、まだデータの空白部分があり情報提供求むとのことです。 2004…