Tigh Mhíchíl

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ブラジルでは100万枚売れたマリア・ヒタのデビュー・アルバム


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Maria Rita, Maria Rita (Warner Music Latina, 2003)

 マリア・ヒタの魅力がぎっしりつまったアルバム。デビュー・アルバムとは思えぬ完成度。ブラジルでは100万枚売れた(50万枚とする資料もある)。

 選曲も歌唱も伴奏もすべて申し分ない。いつまでも聴いていられる。

 ピアノ・トリオがよく歌に反応している。ピアノおよびフェンダー・ローズは Tiago Costa. ベースは Fábio Sá. ドラムズは Marco da Costa. 曲によってはトロンボーンやギターなども入る。トラック8はピアノとストリングズのみをバックに唄う。

 どの曲もいいのだけれど、強いてベスト・トラックを挙げれば、トラック4 'Não Vale a Pena'. 曲がよければよいほどマリアの歌もよくなる。ブラジル音楽の申し子。

 リズミカルな乗りのよい曲もよいし、静かにしっとり聴かせる情感たっぷりの曲も素晴らしい。

 本CD は Enhanced CD でトラック6 'Cara Valente' の動画版も入っている。楽しい曲だ。

 音楽的には MPB, samba, pop jazz/bossa nova などと称されている。ジャズ~ボサノヴァが基本。