ニュー・メキシコ出身の歌手でピアニストのフェルナンド・オルテガ(Fernando Ortega)の2002年のアルバム。
Fernando Ortega: 《Hymns & Meditations》
(RPI SPCN 7900973095, 1994)
ピアノ・ソロ・アルバムを含め10枚以上のアルバムを出しているクリスチャン音楽の人気アーティスト。おそらくスペイン系だと思われるが、ニュー・メキシコの有名なサングレデクリスト山脈(Sangre de Cristo Mountains)*1の西斜面の村 Chimayo の出身。
クラシックをベースにした端正でリリカルなタッチのピアノにのせて世界中の聖歌を美しく歌う。選曲の趣味がなかなかよく、表現も変化に富んで飽きさせない。
全10トラックに12曲を収める(トラック9に3曲入っている)。スペイン語で歌われるトラック7をのぞき、英語で歌われるか、ピアノ・ソロ。どの曲もよい。ベスト・トラックはトラック3 <O Sacred Head, Now Wounded>(ハスラーの荘厳な歌曲)。
同じクリスチャン音楽の人気アーティスト Michael Card などとも演奏旅行に出ることがあるという。
最近の話題は、フェルナンド・オルテガのサイト の10月4日付の日誌で、シアトルからの帰途、セントヘレンズ山上空を飛んだおりの写真が掲載されている。この写真は拡大して見ることができ、最近の火山活動の雰囲気が垣間見える。
*1:D. H. Lawrence の詩 'Mountain Lion' に出てくる