Tigh Mhíchíl

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Quinn 親子発のささ波


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すみません。ちょっと留守にしました。まだ、MT のブログ のほうはいじり続けています。以前のネット上のデータの整理も並行して行っています。ついでに、シェ リュック (Chez Luc)のほうは、最近、ランチ営業も始めたのでよろしく。火曜から金曜の11:30〜14:30(ラスト・オーダー 14:00)で、メニューは千円と千五百円の二種類あり。ディナーのほうは火曜から日曜の17:30〜23:00(ラスト・オーダー 22:00)。採算度外視のシェフの腕は絶品ですぜ。難波パークスのすぐ向かい。


さて、本題。最近、アイルランドではまたまたあのクィン(Quinn)親子が論争の波を広げているようですね。実態をまだじゅうぶん把握してませんが、スコットランドにまで飛び火したようで。
Toner Quinn (JMI 誌編集者)が JMI 誌に書いた文章を The Living Tradition 誌が(おそらく無断)引用し、「ここに再掲することについては何の弁明もいたしません」と開き直っているのだ。喧嘩を売る気か。いや、そうではあるまい。問題の性質からして、あまりにも大きな意味を内包しているからこその挙だ。


「近年、伝統音楽家が自レーベルから CD を発行している企てについては謹んで見守るものの、その大多数は繰返し聴くに値するベストのできではない。」という趣旨をぶちあげているのである。これは論争を呼ばないほうがおかしい。それにしても、Pete Heywood さん(The Living Tradition 誌)も思い切ったね。


一方、おやじさんのアイルランド〜海洋影響論のほうは、米国黒人の芸術とされるゴスペル音楽スコットランド高地の長老派教会の唱法(つまり白人)に発するという英TV番組をめぐっての Mudcat での大論争に、見えざる影響を与えているような気がする。もともと、おやっさんのアトランティアン仮説はアイルランドでは大きな話題になっていたからね。英米でも少なからずの人が注目していたんだろう。今回の番組の直接の典拠はファン=デル=マーヴェの説のようだけど。
ああー、春の嵐か。
論じるにはあまりにも大きな問題。書くとしたら長文になりそうなので、分析を書く場合は MT のブログ のほうにします。でも、たぶん、身に余る。