(承前:アイルランド語の流暢な話者はここにいるのとの問いかけ。死語なんか学んでなんになるのかとのゲスト発言。それに対し強烈な一発。世界中に数百万人の話者。サンフランシスコの話者。19世紀後半-20世紀初頭の米国の話者の多さ。旅行前にアイルランド語を学習したい。ドニゴールやコナマラでは必要がなければ英語は話さない人もいる。ダヒーさんのアイルランド語の活性化傾向についての発言。アイルランドの四人に一人はアイルランド語に堪能。)
この議論が続くうちに、アイルランド人たちも自国の言語のことが気になりだす。Fionntáin さんは母親から聞いたかつてのアイルランド語の状況を語る。
A discussion with my mother (a fluent speaker) on different dialects enlightened me to dialects which do not include the well-publicised (Uladh, Connacht is Mumhan). She described the Clare dialect which apparently is no longer well-practised.
つまり、よく知られたアイルランド語の三種の方言(北、西、南)以外にクレア方言というものがかつては用いられていたという記憶である。私の知る限りでは、現在クレアにはゲールタハト(アイルランド語使用地域)はないけれど、どこかの家庭内で続いていることもあるかもしれない。
ともかく、アイルランド語の使用状況については、家庭のなかに入らないと本当のところは分からない。そして、家庭に入れてもらったなら、客を気にして英語をしゃべらせるような状況を作ってはいけない。それでは真の姿は分からない。(つづく)