Tigh Mhíchíl

詩 音楽 アイルランド

記事一覧

今年中に30枚 (14) Ray Charles: Live '93


[スポンサーリンク]

 レイ・チャールズの1993年の米国でのライヴ盤。

 Ray Charles: Live '93 (Jazz Door 1263)

 何年のリリースか不詳だけど(2000年か?)、ともかくこれは名盤。目をつぶるとレイのステージが蘇るような臨場感がある。ぼくは生は一度しか見たことがないが。ステージの袖でピアノの佐藤博さんが中腰でじっと見つめていたのを昨日のことのように覚えている。

 まず、トラック3 <Georgia on My Mind> の展開に驚く。こんなジョージアは聞いたことがない。途中でバンドがとまり、完全にレイのルバートになる。
 同様にしっとり聞かせるトラック6 <How Long Has This Been Going On> も聞き物。これがベスト・トラックかもしれない。このアルバムは聞きどころが多すぎてちょっと決めかねるが。
 続くトラック7 <Blues for Scotia> は器楽曲だが、レイは何を弾いているのか。たぶん、ヴァイブの音色のシンセサイザーだろう。ベンドをかけて、弾きまくる。もし、1993年当時のステージのセットアップ情報があれば見てみたいもの。ピアノは間違いないとして、あと何台のキーボードが周りにあったのか。
 トラック10 <Brightest Smile> は目の前で語られているような歌の醍醐味が味わえる。
 その後、コーラスのレイレッツが加わり、ノリノリになる。最後の3つのトラックはもう理屈ぬきでじっと目をつぶって聞いているしかない。レイのファンは感涙にむせぶこと間違いなし。
 米国のいろんな場所のライヴ録音をつなぎ合わせたものらしいが、最後には最高にいいコンサートだったという感じが残るような編集だ。全部で57分があっという間。

 入手について一言。ぼくは ここ で入手したけど*1、この Jazz Door レーベルというのはよく分からないレーベルで、どうやらドイツのレーベルらしいのだが、不詳。同レーベルのディスコグラフィを目指した もあるけど、この1263番は欠けている。同頁にはこのレーベルのレコードはどうやって入手したらいいか分からないと書いてある。ぼくはコレクターでも何でもないが、ことこのレーベルに関しては、気になる盤があったら早めの入手がよいかもしれない。

*1:その店 Apple Jam の店主、白岩さんは「恐らく100年後聴いても色あせることのない素晴らしいステージ」とコメント。げに

広告を非表示にする