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John Brian Vallely (interview, Beo)


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 トラッド・ファンにもたぶんおなじみの世界的画家のインタヴューが Beo 2005年9月号に掲載されている(アイルランド語)。

 先に彼の子供たちのことにふれると、Lúnasa (ルーナサ、「ルナサ」)のキリアン(Cillian)・ヴァレリー(イラン・パイプス)は次男です。娘さんのモーィラは日本で英語を教えていました(2005年当時)。長男のニーアル(Niall)(「ナイアル」)・ヴァレリーはコンサーティーナ奏者(ノモス)として(あるいはカラン・ケイシーの夫として)著名です。ニーアルは現在、弟のクィーヴィーン(Caoimhín、フィドル)と一緒に活動しています(Buille)。まとめると、息子は四人(Niall, Cillian, Caoimhín, Lorcan)、娘が一人(Máire)。

 なぜ、トラッド・ファンにもおなじみかというと、ヴァレリーさんの絵はしばしばトラッド・アルバムのジャケットになっているからです。たとえば、有名な Celtic Sessions. その絵は一目見たら彼のタッチだと分かります。

 それから、ヴァレリーさんは夫人と共に Píobairí Ard Mhacha (Armagh Pipers Club) を1966年に創設したことでも知られています。今に至るまでアーマーの若手伝統音楽家の育成に尽力しています。自身もパイパーであり、ニール(ネーリ)・マリガンと共演したりしています。

 非常に長いインタヴューですが、こんな音楽一家を生み出したお父さんは一体どんな人なんだろうという疑問に答えるインタヴューになっています。視覚と聴覚の両域でアーティストとして有名な人はアイルランドでもまれでしょう。