Loreena McKennitt: Parallel Dreams
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きょうはカナダのシンガー/作曲家ロリーナ・マッケニット(1957- )の1989年のアルバム。
Loreena McKennitt: 《Parallel Dreams》
(Quinlan Road QR CD 103, 1989)
この三枚目の夢をテーマにしたアルバムでロリーナは自作曲を発表するようになる。声はしなやかで、歌の世界をくっきりと浮彫りにする力強さがある。自信にあふれた声である。
ベスト・トラックはトラック4 <Annachie Gordon>。伝承曲だけど、ロリーナの深い解釈は非常に印象に残る。名曲だけにほかに名唱は事欠かないけれど、ロリーナのも確実に忘れがたい歌唱の一つにはいる。
1999年以来新譜は発表されていず、ライヴもごくたまに募金目的などの機会に短く出演するのみであるが、いまだに世界中にファンが多い。この15年前のアルバムも古びてはいない。2004年9月に SACD でライヴ盤を除く全アルバムが再発されるらしい。
名前について一言。スコットランドとアイルランドの血筋を引くとのことだが、McKennitt 姓は SI には出ていない。ロリーナ以外でこの姓を見かけたことはない。かなり珍しい姓なのかもしれない。