セネガルのコーラとスウェーデンのフィドルの幸福な出会い
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Ellika & Solo, Tretakt Takissaba (Xource, 2002)
スウェーデンのフィドル奏者 Ellika Frisell とセネガルのコーラ奏者 Solo Cissokho のデュオ・アルバム。
ルーツ音楽における異種混交の典型例とも見えるが、この両者の音楽をよく知っている人でも、この出会いから生まれる音楽は想像を超える清冽さだろう。決してゲテモノではない。
エリカはストックホルム生まれだが、ダーラナ地方の伝統音楽を追求しており、Rosenberg 7、Den Fule、Filarfolket など数々の活動で知られる。
ソロはグリオとして力強い歌声も聞かせる。なかなかの聞き物。
収録曲――
- Brödkakan / Kodinadioulou
- Schottis efter Per Myhr / Nouria
- Takissaba polska
- Mama Tonkara
- The violin is waiting for the kora
- Konkoba
- Lyckovalsen / Soum Soum
- Bingsjöpolskan / Dounia; Mambore / Trädgårdsvalsen
- Lilla lågdansen / Saara
参加アーティスト――
- Ellika Frisell (fiddle, viola)
- Solo Cissokho (vo, kora)
評価―― ★★
ベスト・トラックは 'The violin is waiting for the kora'.
トラック1 'Kodinadioulou'
*1:評価は五つ星を最高とする尺度によっており、星の数による意味は、「★ 良い点をさがすのが困難」 「★★ かなり良い」 「★★★ 第一級(年間ベスト・アルバム・クラス)」 「★★★★ 群を抜いてすばらしい、すごい、数年に一枚出るか出ないかのクラス」 「★★★★★ 大傑作、不朽の名盤、その分野の古典と呼ばれるに値する」です。つまり、通常、「最高」と呼ばれるようなものは三つ星です。