Tigh Mhíchíl

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2011年最初の珍事件


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先月26日、ラフタリーのドキュメンタリー番組のことに触れたけれど、見てみたら50分くらいの長さで、シャン・ノース・シンガーも出てきて、ラフタリー作の歌の背景もよく判るいい番組でした。TG4のアーカイヴズで今なら見ることができます。


・・・と、冷静に語れるかというとそうでもなく、番組開始して3分くらいで何と自分が映ったので、椅子からずり落ちそうになりました。隣には無二の親友と云えるかもしれないアイルランドの友人も映っており、その手前には知人の学者も映ってました。それはシャン・ノース・シンガーがラフタリー作の歌を唄ってる、ある競技会の観客席の場面でした。


そこで唄ってたのはナシュリーン・エルサフティという女性歌手で、歌は 'Máire Ní Eidhin' でした。彼女はそのオリアダ杯の大会で最後に唄い、この歌で第2位を勝ち得ました。2009年にドネゴール県で開かれた大会でした。


この番組はアイルランドでは12月31日夜に放映されたので、日本では1月1日ということになります。新年早々、楽しみにしていた番組に自分が出ていると云う何とも不思議な事件があったという話でした。


TG4 放送局にはずいぶん前にインタビューされたことがありますが、そのときは詳しく連絡先などを訊かれたように思います。が、今回のように観客席を撮っただけのような場合は、たとえそれらの人々が特定できても、<群衆の一人>のような扱いになるのでしょう。とはいえ、映る観客席の中には誰でもそれと判る人が複数いました。このオリアダ杯というのは、聴きに来る人はいづれもアイルランド語伝統歌の歌い手か、専門家か、あるいは関係者や愛好家などで、毎年行ってれば顔見知りだらけになります。


今年は1月1日が<神の母 聖マリア>の祝日、そして今日2日が<主の公現>の祝日でした。みことばに心を留め、思い巡らす聖マリアを模範とし、救い主を探し求める東方の三博士に倣って歩みたいものです。