聖ステパノの日、厩模型 <追記>
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クリスチャンにとってはクリスマスの季節は1月6日の御公現の祝日まで続く。クリスマスの翌日の今日26日はアイルランド語では Lá Fhéile Stiofáin と言う祝日である。*1
この日に祝う聖ステパノはキリスト教の最初の殉教者として知られる。
クリスマス季節の飾りつけは各国いろいろあるが、イタリアやドイツやアイルランドでは厩の像(イエズス誕生の馬小屋と人形などの模型セット)が使われ、公現祭まで飾られる。ドイツ語ではクリッペ Krippe というが、イタリア語ではプレゼーピオ presepio という。
アイルランド語では何というのだろうか。英語では普通クリブ crib と言う。英語のメーンジャ(メインジャ) manger (飼葉桶)にあたるアイルランド語マンシェール mainséar を使った用例が、こちらのかわいらしい ページ にある。
Rinne mé an mainséar agus chuir mé é sa seomra suite.
どうやら小学校児童の作文のようだ。「わたしは馬小屋模型を作り居間に置きました。」とあるので、自作したらしい。
一般の家庭には例えば こちら にあるような crib (の小型版)が置かれる。
こちら を見ると、このような (model) crib をクリスマス期に飾る習慣は聖フランチェスコが始めたらしい。
<追記>
コナマラを舞台にしたアイルランド語のドラマを見ていたら、'cruib' という語(=英語の crib に相当)を使っていた。
*1:聖家族の祝日でもある