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recommuni starting beta test (7 Sep)


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 DRM (Digital Rights Management デジタルデータの著作権を保護する技術) 抜きの有料音楽配信 レコミュニ が9月7日正午からベータ版としてスタート(正式オープンは10月12日正午を予定)。

 現会員からの紹介を受けた個人会員のみで構成されることから、レコード会社が大量一括にデータを揃えることはできない。あくまで、個人が推薦する楽曲、個人が聴きたい楽曲をアーカイヴに蓄積してゆく。レーベルから包括配信許諾が得られていれば、廃盤であろうがアナログであろうが、個人がデジタル化して配信できる。レコミュニ誕生に際しての発想は「権利を侵害されないためにDRMを付けるというのであれば、権利を守れる人だけを集めればよい。」

 実際、この DRM はきわめて面倒なもので、正当なユーザを犯罪者扱いしているような心地のする醜悪なものである。

 以下、ITmedia の説明から。

  • 会員が曲をアップロードするとレコミュニ側が楽曲権利者に対して配信可能かどうかを確認し、許可が取れた時点からダウンロードが可能になる。
  • 料金は楽曲権利者が楽曲ごとに決定する仕組みになっており、最低価格は50円。レコミュニ側としては100円を推奨している。
  • アップロードする際のファイル形式も自由で、配信時にはDRM 〔中略〕 による利用制限なしで提供されるため、自由にCDへの書き込みやHDDへのコピーが可能。
  • 会員登録には既存会員からの紹介が必要になるほか、氏名・性別・誕生日などとあわせてクレジットカード情報の記入が必要。
  • ダウンロード時に現金のかわりとして利用できる「ポイント」制度も導入されており、曲をアップロードしたユーザーや、曲に対してコメントをつけたユーザーにはポイントが支払われる。また、アップロードしたユーザーには、その曲がダウンロードされるごとにもポイントが与えられる。

 画期的な仕組のように思うが、ただし、試聴ができないというのがなあ。「それを知る人が語るレコメンドの言葉に耳を傾けましょう。」というのだが。まあ、1曲100円の冒険なら出来ない話じゃないが。但書きあり――「試聴ファイルがないため、音源に問題があった場合、どうしてもクオリティに納得できない場合は支払い免除を申請することができます。」ふふーん。レコミュニのフェローに友人が二人いた。こりゃ、入りたくなったきたな。