song
知る限りでは世の中に二点、アイルランド語歌唱教則本が存在する。まことに少ない情報で申し訳ないが、一応列挙しておく。
Musical Traditions ウェブサイトにすばらしい「歌集」がある。
シャン・ノース歌唱の名人ジョー・ヒーニー(Joe Heaney)はジョーン・バエズ(Joan Baez)にはニャーがないと言った。 こういう話が IRTRAD-L メーリング・リストで出たことがある。では、ニャーとは何か。ポール・カー(Paul Carr)が同リストに投稿して、…
〔蔵出し記事 20040117〕 伝統歌の 'Johnny I Hardly Knew Ye' の歌詞について。
〔蔵出し記事 20050318〕 「最近の IRTRAD-L(ハリーとジム)」で少し指摘したハリーの論争への復帰の出発点はどこかと探していて、ようやく見つかった。IRTRAD-L の(2005年)3月10日の Chris Brennan の "Willie Clancy and Singing" というポストだ。
ポール&ハリーのアルバム Born for Sport には barn dance が2トラックも入っている。で、この barn dance について少し。
〔蔵出し記事 20040223〕 Classic English Folk Songs (EFDSS) の表紙の人物が分かるかと、校訂者がオンライン・フォーラムで言っていた。三人のうち二人はだれでもすぐに分かる。あと一人がなかなか答えがでてこない。
Lillis Ó Laoire, Bláth Gach Géag dá dTig (CIC, CICD 075) 今日、ドネゴールのシャン・ノースの男性歌手として、リリス・オ・リーレの右に出る者はいない。彼の代表作がこのアルバムである。
〔蔵出し記事 20040115〕 これは音楽の問題というより、アイルランド語の問題なのだが……。人気グループ Dervish を2003年12月29日にドネゴールの Dunlewey で聞いた。2002年12月10日京都で聞いた時よりずっと素晴らしい音で、アンサンブルもよく分かった。日…
〔蔵出し記事 20040114〕 みんなのうた(NHK)でやっているのをたまたま見た。いっぺんで気に入った。矢野顕子にどこか似ているが、もっと上品、なんていったら叱られるか。 歌もいいし、ピアノもいい。 歌は坂本 真綾。作曲は菅野 よう子。菅野がピアノも弾…
English & Scottish Folk Ballads (Topic, 1996) もとは1964年に Topic レコーズがA. L. ロイド(A. L. Lloyd)とユーワン・マコール(Ewan MacColl)が唄うバラッド・アルバムとしてリリースしたものに、4人の歌い手の録音を加えて作成したバラッド集。加わ…
Susanne Rosenberg, ReBoot / OmStart (Playing With Music, 2010) スウェーデンのフォーク・ソングの伝統と現在と未来とを見据えた研究成果であり、スリリングな実践でもあるCD。
Dáithi Ó hÓgáin, Binneas thar Meon, Iml. 1 (CBÉ, 1994)
移民歌 (emigrant song) について話した内容を参考のためにまとめます (うたとお茶の会、2000 年 7 月 9 日)。ただし、それ以降に得た知見に基づいて随時、加筆しています。
Aran Islands: A Journey through Changing Times (2002) 1960年代初頭のアラン島を撮影した貴重なカラー映像20分が初公開されたビデオ。私が入手した版は NTSC。 撮影したのは、アランセーターを世にひろめたことでも知られる新聞記者ポーリク・オシーハー…
Cristina Branco, Post-Scriptum (L'Empreinte Digitale, 2000) ファドの清冽なる歌姫クリスティーナ・ブランコのこのレーベルからの2枚目。1枚目と共にフランスで賞をとっている。ほかにオランダでしか入手できないアルバムが2枚あるようだ。 夫である Cust…
Lasairfhíona Ní Chonaola, An Raicín Álainn (LNC 001CD, 2002) ラサリーナのソロ・デビュー盤。番号から分かる通り、アーティストのインディペンデント・レーベル。全14曲。すべてアイルランド語の歌。2002年8月8日、フランス西部のロリアンで開かれたイン…
ラサリーナ・ニホニーラがエクトル・ザズーの《ライツ・イン・ザ・ダーク》のトラック12で唄う 'Achainí an Ghrá (Request of Love)' 「御身の愛をわれに与えたまえ」。 Lights in the Dark posted with カエレバ Hector Zazou Elektra / Wea 1998-04-30 Rí …
ラサリーナ・ニホニーラがエクトル・ザズーの《ライツ・イン・ザ・ダーク》のトラック7で唄う 'Amhrán na Páise (Song of the Passion)' 「御受難の歌」。
ラサリーナ・ニホニーラがエクトル・ザズーの《ライツ・イン・ザ・ダーク》のトラック3で唄う 'Dán na Marbh (Poem of the Dead)' 「死者の歌」。ウード (Thierry Robin) とオカリナ (Carlos Núñez) の伴奏が印象的。 Lights in the Dark posted with カエレ…
Martin Simpson, The Bramble Briar (Topic TSCD513, 2001) 2001年のブリティッシュ・フォーク最良の収穫の一つ。ギタリストとしてもシンガーとしても、非常に充実している。
Dervish, Live in Palma (Whirling Discs WHRL004, 1997) ダーヴィッシュのいい面が多く収められた2枚組ライヴ。 スタジオ盤 At the End of the Day でかつてヴェーセンと共演した曲 'Josefin's Waltz' のライヴならではの味わいもすばらしい。録音も秀逸。
Bill Jones, Panchpuran (Brick 002CD, 2001) 2枚目にして確乎たる地位をきずきあげた若きフォーク・アーティスト。プロデュースをカレン・トウィードがおこなっており、その結果いくつもの興味深いことが起きている。 ひとつは、フィンランドのティモ・ア…
〔以下は2003-2004年のアイルランド旅行記の一部〕 元 ちとせをアイルランド人に聞かせる → 意外な反応が 今回のアイルランド旅行で、二人の人に元 ちとせを聞かせた〔2004年1月〕。今や幻の名盤となった(?)奄美島唄集のアルバム《故郷・美ら・思い》であ…
The Acoustic Music Archive というサイトがある。 フォーク・ソングをギターを弾きながら唄おうというサイトだ。歌詞とギター・コード、音源がそろっている。
ITMA ダブリンにあるアイルランド伝統音楽資料館(ITMA)はアイルランド伝統音楽に関する様々の資料の宝庫だ。古いLPから古い楽譜、最新の研究書に至るまで、調べ物があれば一度は足を運ぶ価値がある。利用は無料。
TG4(アイルランド語放送局)にシャン・ノース歌唱のアーカイブがあった[現在はなく、TG4 Archive という総合的アーカイブがある]。 歌、歌い手、テーマ、地方により検索ができる。
アイルランド伝統音楽ファンにはたまらない歌のビデオ・アーカイブがある。知る人ぞ知る。前にも紹介したけれど。 このアーカイブは Na Píobairí Uilleann (NPU) (the Society of Uilleann Pipers) にある。アイルランドの伝統楽器、イラン・パイプスの演奏…
ラフトゥリーの名曲は今もアイルランドで愛されている。 エラハタス(アイルランド語芸術の大会)などでも特別の尊崇をもってラフトゥリーの歌が扱われる。
Ian Smith, A Celtic Connection (IS02, 2011) アイルランドのギタリスト、イアン・スミスの2011年のアルバム。 ドネゴール(アイルランド北部)のシンガー・ソングライターとしても知られる。しぶい歌声。曲はいぶし銀のような深い味わいのものが多い。