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NASA月面写真分析の書


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コンノケンイチ『月は神々の前哨基地だった』

 

 知る人ぞ知る書である。

 著者コンノケンイチ(今野健一、1936-2014)の執筆活動は多岐にわたったが、本書(1987)がひとつの大事な出発点だった。本書が出た頃は日本におけるUFO研究熱はさかんで、あらゆる分野の人を巻込んでいた。

 本書は副題を「これがUFOと異星文明のナマの映像だ!!」という。NASA番号を明記した写真のみを掲載し、分析を加えたものである。

 評者の手許にあるのは1990年刊の五版で、印刷は新興印刷製本株式会社。月面写真の大部分が白黒(モノクロ)で、真上から撮られ、慣れないと見にくい(見るための訓練方法が書いてある)。当時の印刷技術の問題もあるだろうか、現時点で見ると、もう少し鮮明さがほしい。公開されているものに関しては、NASA番号で検索すれば正規の機関ウェブサイトで見ることができる。月の経度については、東経(E)、西経(W)ともに90度以上が月の裏側となる。本書の主題に関連するのは月の裏側(地球から見えない側)の写真である。

 今回、本書を読返す際に、ウェブ上の写真をできるだけ拡大して見つつ、本書の写真と比べてみたが、意外なことに本書のほうが鮮明であることがあった。

 一例をあげる。著者が本業((株)今商の経営)を放ってまで没頭するきっかけになった、人類の手による月裏側の初の映像である写真がある(NASA番号 AS8-14-2452)。アポロ8号が1968年12月24日に撮影した写真である(11°S~113°E)。ウェブ上で評者が見つけた写真(AS08-14-2452)は 886 kB のデータだった(下の写真)。もっと精細な解像度のものが見たい。本書のほうが、よほどよく分かる。

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[AS08-14-2452] 

 

 この写真について著者がくわえた分析によると、写っている UFO は径約3キロという巨大なものである。もっとも、これぐらいの巨大UFOの目撃例はザラにあるそうである。

 下の写真でいうと、中央やや左下に光の反射が強烈な楕円形が見える。地表からわずかに浮いて見える。著者によれば、これが UFO である。

 本書がカテゴリとして宗教にも属するわけを書いておこう。月の構造についての本書の主張と符合することが聖書偽典に書いてあると本書が主張するからである。具体的には、第一天(月のことであると著者は考える)についての『(ギリシア語)バルク黙示録』第2章の記述である。

 

月は神々の前哨基地だった

月は神々の前哨基地だった

 

 

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