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Tigh Mhíchíl

詩 音楽 アイルランド

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年頭所感


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今年は何を書くか。2015年、シェークスピアについてまとまった文章を書いた。結論がないという結論の文章だ。

2016年、何か結論のある文章が書けるだろうか。書けるとすれば、いったい何について。まだ誰も書いていない主題で書くのがよい。だが、そこから何か結論が引出せるか。

別に結論を自分が出さねばならないこともない。そもそもどんな問題にも結論があるなどと考える方がおかしい。

しかし文章を書くことに目標はある。アイルランド語文化に光を当てたいという目標だ。特に詩と音楽と宗教の交叉するところに。

テクネーに重きを置いて書くことなら可能だ。詩なら韻律。音楽なら楽理。宗教なら神学。その上にここがノイエスであると示すこともできよう。ゆえにノイエスを生み出したこの人物が真の革新者であると示すこともできよう。

だけどそんなものを書いたところで何になる。例えば韻律における革新を解明したところで、そもそも詩人以外の興味を惹くとは思えない。革新をいくつか時間の順に綴れば或いは詩史として面白い読み物になるかもしれない。

ひとつ興味深い分野がある。見えざるものに形を与える分野だ。詩でも音楽でも宗教でも可能で、むしろ詩や音楽や宗教の本領がそこにあるとも言える。

形を与えることで見えざるものの存在に気づかせる。今年は天使について書こうか。

 「今日あなたの手がつくったものは、今日のあなたを語る」(梨木香歩

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