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チベットの民話「犬になった王子」を宮崎が映像化


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宮崎 駿『シュナの旅アニメージュ文庫、1983)

 

 チベットの民話「犬になった王子」を元に宮崎が映像化した絵物語西アジアの原生地から世界へ伝播したという大麦をめぐる物語。チベットは世界で唯一大麦を主食とする国。従って、民話の内容(王子が西へ向かい竜王から麦の粒を盗み出す)は歴史に符合する。これをアニメーション化することは宮崎の夢だったらしい。宮崎の思想の原点に通じるような大きな物語だ。

 なお、原作を読むと、穀物の種を盗み出すのは、実際には、ほらあなにすむ蛇の王の玉座の下から。蛇王が湖へ竜王を訪ねてゆくほんの僅かの隙に盗み出す。それから、原作では、チベットのプラ国の王子の名はアチョ。

〔追記〕

絵本版「犬になった王子」の絵を担当された後藤 仁さんから、ご丁寧な Tweet をいただいた。大変ありがたい。

 

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