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ニャーのある歌い手、ない歌い手 nya, nyahh, nea


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 シャン・ノース歌唱の名人ジョー・ヒーニー(Joe Heaney)はジョーン・バエズJoan Baez)にはニャーがないと言った。

 こういう話が IRTRAD-L メーリング・リストで出たことがある。では、ニャーとは何か。ポール・カー(Paul Carr)が同リストに投稿して、有名な Blooming Meadows に出てくる Ben Lennon が使ったこの語のことを '"nya" of a tune as being the sean[-]nos of the tune, or maybe something even more esoteric is at issue' と言っている。このニャーの意味を誰か知りませんか、というふうに議論は展開する(29 Mar 2005 付ポスト)。

 これに対し、ウィリアム・ケネディ(William Kennedy)はこう答える(30 Mar 2005 付ポスト)。

William Kennedy on nyaa

The nyaa to Joe is the extension of a phrase ending into the next phrase, a nasalization that keeps the melody moving forward without the words in sean-nos singing. It has come to mean an authentic or natural folk style as opposed to that of a song stylist. On the 'Road to Connemara' transcript (here: http://www.mustrad.org.uk/articles/heaney.htm ) Ewan McColl asks Joe about this and actually plays contemporary folk singers, like Joan Baez, Judy Collis, etc. and asks Joe which of them 'has the nyaa'. Very interesting and should be printed out in case the site ever goes dark.

 あれれ、とこれを見てぼくは驚いた。ぼくの理解しているニャーとは少しか或いは大いにずれる。ともあれ、ケネディが典拠にしているジョー・ヒーニーとユーアン・マッコール(Ewan MacColl)の対談記事を見てみよう(Part 4:  The Nyahh; Characteristics of Gaelic singing style and international analogues.)。

 この長文の大部分が IRTRAD-L でも引用された。
 なぜ、これがメーリング・リストで引用されたかというと、これはシャン・ノース歌唱の核心部分に関する最重要文献の一つだからであり、いつ失われるかもしれない貴重なものであるからである。およそシャン・ノースに関心のある人は、下の URL からたどれるインタヴューを印刷するか、ファイルとして保存しておくことをお薦めする。

 で、これを読んで先にケネディが要約したようなことになるのだろうか。それは読む人に任されている。

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