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Tigh Mhíchíl

詩 音楽 アイルランド

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Mol an Oige

アイルランド ことば

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〔蔵出し記事 20040223〕

 ふとしたきっかけで、サイバースペース上の常若のオアシスを見つけ、そこから道をたどるうちに、カチリーン・モードの名を冠した小学校に出会う。その校章に 'mol an óige' の文字が。

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 あれっ。これはどこかで見たことがあるぞ。
 そうだ、フランキー・ケネディー冬季学校の若者のコンサートの名だ。

 旅の達人にすすめられて見てよかった。これぞ、ドネゴールの来るべき時代をリードする未来の名人たちだ。

 このコンサートは英語の説明では An afternoon concert featuring some "past pupils" of the Winter School. となっている。つまり、このウィンター・スクールの過去の生徒たちが出るコンサートなのだ。にしては、変わった名だと思っていた。主催者にこの名のわけを尋ねたわけでもない。

 これは諺から来ているのではないか。こんな諺だ。

 'mol an óige is tiocfaidh sí'
 若者を誉めよ、そうすれば、伸びる

 日本語でも「子どもは誉めて育てよ」のような言いかたはある。このスクールのような環境で、優秀な音楽家からいい刺激を受け、たえず励まされていれば、そりゃ、伸びるだろう。どこかの国みたいに出る杭は打つ、みたいなことはしちゃいかんよ。論より証拠、あのコンサートに行った人はだれでもそれを実感するだろう。メーヴ・オヘアしかり、ショーン・マッキョーンしかり、ドミニク・マク・ギラ・ヴリージェしかり。みな、今や一流ミュージシャンだ。にもかかわらず、あの初々しい表情はどうだ。ぼくらも思わず「モル・アン・オーィガ」と口にしたくなる。

 カチリーン・モード小学校でこれを見つけたのは本当にうれしい。

 

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