John O'Donohue, Anam Chara

John O'Donohue, Anam Chara (Harper, 1997)

　ミホール・オ・クィグさんの家で奥さんのマレードに見せてもらった本。副題が A Book of Celtic Wisdom。1997年頃にベストセラーになった。

　カトリックの哲学者、詩人がケルトの霊性に基づく智慧について書いた本。ケルトの民は永遠と時間とを区別せず、魂においては自分と永遠との間に距離がなかったという。

　タイトルは本当は Anam Chara なのだが、アマゾンでは Anam Cara となっている。C の上に点があるのを見逃しているらしい。もっとも、著者もこの語句を "soul friend" 「魂の友」と解しているから、誤解しているようだ。正確には「友なる魂」「友の魂」だ。友の語が属格で使われているから。

　この本の朗読カセットのサウンドトラックで Áine Minogue がハープ演奏しているようだ。