詩篇62より 〈人はみな、通り過ぎる風〉
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人はみな、通り過ぎる風、たよりにはならない。
はかりにかけても その重さは息より軽い。
権力をむさぼらず、略奪に むなしい望みをかけず、
富がふえても心を奪われてはならない。
10-11節(人も権力も富もたよりにならない)。
註。10b:マソラ本文〈はかりにのぼっても、かれらを合わせて息より(軽い)〉
『詩編』(あかし書房、1972)より。この本はコンパクトながら祈りに適した日本語訳をそなえ、各種の註釈が脚注で附き、繰返し読むのに向いている。