人生を二毛作にする
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外山滋比古『「人生二毛作」のすすめ―脳をいつまでも生き生きとさせる生活』(飛鳥新社、2010)
一毛作の単作人生でなく二度の作つけをするには。
年齢を重ねても気力にみなぎる人生を送るには。
若い時からどんな心構えをもって生きるべきか。ウォーキング、論理的料理、本に読まれない読書など興味深い発想の数々が読める。
第4章に「本に読まれない読書」のことが出てくる。「知」の吸収としての読書はせいぜい30代くらいまでで、以後は「よけいな読書はしない」と。
「不必要な知識は、むしろ頭のはたらきの邪魔になります」と書く。それより、「自分を揺るがす知的体験を与えてくれた本を、あらためて賞味する」こととある。
さらに衝撃的なことが書いてある。
わたしの体験からいえば、くり返し読みたくなる本は二冊か三冊あれば十分です。
これ、読んだ瞬間に目が点になりました。大変いい本なんですが、品切れかもしれません。