Casey MacGill & the Spirits of Rhythm, 'Jump'
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Casey MacGill & the Spirits of Rhythm, Jump (SR, 1999)
スウィングするバンドでヴォーカル中心のものとしては強力な一枚。
バンドのアレンジ、ピアノ、ヴォーカル、つまりこのアルバムのリズムの震源地はすべてケイシー・マッギルという 20 - 30 年代のジャズをこよなく愛する一人の男だ。
シアトルを根拠地にしているせいで、ベースにあの名手ケアリー・ブラックが入っている。
全体の演奏、録音とも文句のつけようがない。車の運転中にこの CD をかけるとスピード違反になること請合いという危険信号も一部で出ているくらいだ。
ケイシーの曲はブロードウェイ・ミュージカルのヒット作「スウィング!」にも使われており、同ミュージカルは2002年夏に 初来日している。
最初の音から最後の音まで一分の隙もなくスウィングしている。
収録曲――
- Swing Brother Swing
- Rhythm
- Late Night Swing
- Undecided
- Love Ain't Nothin' But The Blues
- Whadaya Want
- I'm Gonna Love You Tonight
- Git It (In The Groove)
- It Happened One Night
- Jump Up
主な参加アーティスト――
- Casey MacGill (vo, p, cornet, arr)
- Cary Black (ac-b)
- Pat Barclay (g)
- Matt Betton (ds)
- Marc Sorger (vo, sax)
評価―― ★★☆
ベスト・トラックは 'Jump Up'.
トラック1 'Swing Brother Swing'
Casey MacGill - Swing Brother Swing - YouTube
*1:評価は五つ星を最高とする尺度によっており、星の数による意味は、「★ 良い点をさがすのが困難」 「★★ かなり良い」 「★★★ 第一級(年間ベスト・アルバム・クラス)」 「★★★★ 群を抜いてすばらしい、すごい、数年に一枚出るか出ないかのクラス」 「★★★★★ 大傑作、不朽の名盤、その分野の古典と呼ばれるに値する」です。つまり、通常、「最高」と呼ばれるようなものは三つ星です。