【自然災害】災害対策の全面的組直しを

「スーパーニュースアンカー」（関西テレビ、8月12日放送）での青山繁晴さんのコメントの要点。

○ 日本全国の災害対策は洗い直し、全面的組直しが必要である。

（理由）

今回の（兵庫県佐用郡佐用町の）ケースは想定外のことが起きた。（＝避難路が川と化し、避難することで却って命を落とす方が出たこと）日本は自然災害に備えるレベルが世界でも高い。経験が豊富でモラルが高く技術も高いと、大体このあたりと想定を定めてしまう傾向がある。それに沿って種々の対策は立てられている。ゆえに、想定外のことが起きたときの対応が不得手になる。今回のようなケースでは寧ろ避難せずに家に留まるという選択肢も考えねばならなかった。
日本の気象条件が熱帯に近づくなどの変化が起きているのに過去の気象条件の積み重ねによる対策に留まっている部分がある。日本の自然環境は変ってしまったことを前提にして全国の災害対策を組直さなければならない。

従って、今回の災害は徹底的な検証が必要である。

このコメントというのは、有名な「青山がズバリ！」が始まる前の約20分間、一般ニューズに対して青山さんがコメントする部分。ここもいつも興味深い。

青山さんが通った中学高校にも佐用町から通ってる人はいたが、今回のようなケースは聞いたことがないという。

それにしても、これくらいコメントの質の高い全国放送のニューズ番組ってあるのかね。