来日したこともある、ヌビアのウード奏者、Hamza El Din (ハムザ・エルディーン)さんが5月22日、米国カリフォルニア州で亡くなりました。享年七十六。ウードの素晴らしさやヌビアの歌の哀愁を教えてくれた音楽家です。生まれたところは、Wadi Halfa という エジプトとスーダンの国境の地です(自身のウェブサイトでは生地は Toshka, Nubia, Egypt と書く)。スーダン人と書かれていることもありますが、国籍はエジプト。ですが、ヌビア人と呼ぶのが最もふさわしいのでしょう。謹んでご冥福を祈ります。