Sellafield: INES rating 3

今のところはと言ったほうがよいのだろう。ネット中を駆巡るセラフィールド関連のニューズはアイリッシュ海の両側で封印されつつあるらしいが、INES （The International Nuclear Event Scale、国際原子力事象評価尺度）の現時点での評価3*1 というのはまだ救いか。チェルノブイリではレベル7だった。今回がレベル3ということを報じた記事は こちら （5月15日付）。このとおりだとすると、レベル2以上の事象だから、 IAEA を通して公式情報が加盟各国に配布されているはずである。当然、日本の外務省はこのことを承知しているはずだが、英愛両国への渡航注意などはまだ出ていない。本当に警告に値しない事象なのか。

*1:serious incident 「重大な異常事象」。その意味するところは、IAEA の PDF文書 にある。事故 accident とされるのはレベル4から。