Tigh Mhíchíl

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ギターとアイルランド音楽との関係


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――に関心のある人は このスレッド (The Guitar and Irish Traditional Music)は読んでおいたほうがよいかもしれない。元々は thesession.org に発し、Mudcat にまで飛び火したようだ。かなり本格的な考察。
ギターには親しんでいるフォーク音楽ファンは多いと思う。ぼくも友人知人にギタリストは多い。ところで、アイルランド音楽におけるギターの位置という問題をまともに考えるとどうなるか。
CD やコンサートという場におけるアイルランド音楽とギターのことを考えると、例えば、次のような名前がすぐに思い浮かぶ。
Steve Cooney, Arty McGlynn, Tony McManus, Chris Newman。
さらに、
Mícheál Ó Domhnaill, John Doyle, Mark Kelly, Paul McSherry, Jim Murray。
感嘆するしかない音楽家のリストである。
ところが、アイルランドのパブなどのセッションの現場ではどうか。セッションにおいては、ギターは楽器の位置づけとしては一番最後に来るという。それはなぜか。今後はどうなるのか。その論の当否は読む人の判断に任されている。ともあれ、この Michael さん――ぼくじゃないですよ(笑)――の投じた波紋は気になる。
誤解のないように付加えておくと、セッションにおけるギターの地位は改善すべしというのが彼の主張の基本にある。ギターを弾きながら歌うアイルランドの音楽家(イアン・スミスさんやダヒー・スプロール〔スプルール〕さんなど)の人懐っこい顔を思い浮かべると、その意見には賛成したくなりますねえ。あんなにあったかくて繊細な音楽はちょっとないんじゃないか。
彼のいうギタリストの四つのタイプについては Tigh Mhichil に書きました。