Sean-Nos in the USA (3) Three Styles
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(承前:米国におけるシャン・ノース歌唱事情――いかに録音が少ないか。しかし、優秀な歌い手は現に存在する。例えば、ボストンの Bridget Fitzgerald と Sally Coyne。)
例えば、ノヴァスコシア(カナダ南東部の州)では土地柄スコットランド・ゲール語がさかんとしても、ボストンにくればそれはアイルランド語になる。*1
そういう経験をした Cliff McGann さんの推薦盤はなかなかよい。三地方のシャン・ノース歌唱を代表する盤を一枚づつ挙げたもの。
- Seán 'ac Dhonncha: 《An Spailpín Fánach》 (コナマラ)
- Lillis Ó Laoire: 《Bláth Gach Géag dá dTig》 (ドネゴール)
- Diarmuid Ó Súilleabháin: 《Bruach na Carraige Báine》 (マスケリー)
当然のことながら、米国にもこの三種の流儀はそのまま受継がれていると思われる。(つづく)