Tigh Mhíchíl

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Knock-Knock Joke の効用


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 111の例を集めた このサイト で、オチを自分で考え、オチを見てから何故それがオチなのかを考える。
 この作業はいろいろと効用があります。

  1. だじゃれへの感度を高める (← 効用か?)
  2. 頭の体操になる (パズルで暇つぶし)
  3. 音に対する感度を高める

 なかでも、この第三の効用は思わぬ効果をもたらします。音に対する感度(phonological awareness)が高まると、言語に対する聞取り能力が飛躍的に向上します。外国語(英語、アイルランド語等々)の場合は特にその効果が顕著です。
 音に対する感度を上げる方法にはいくつもあって、私の場合は詩の韻律研究や朗誦が非常に効果があります。要するに、ある言語の音について最大限の神経を集中させることをある時間継続すると、その効果がしばらく後まで続くのです。
 この knock-knock joke のような、ぱっと見ては分かりにくいだじゃれに頭をひねることは、知らず知らずのうちに音への感度を高めます。
 また、思わぬ効用(?)として、不思議なラップ的感性が高まるかもしれない。たとえば、"Kick it, JAWS" (→ 日本語「聞き上手」)。この種のラップ語(?)は こちら