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今年中に30枚 (15) Tommy Emmanuel: Terra Firma / Determination


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 トミー・エマニュエル(1955- )のマニア向け(?)二枚組。

 Tommy Emmanuel: 《Terra Firma / Determination》
  (Sony [Australia] 5134632000, 2004)

 長く廃盤だったらしい Tommy and Phil Emmanuel: 《Terra Firma》 (1995) を Tommy Emmanuel: 《Determination》 (1992) と組合せ、2004年に復刻されたもの。
 トミーのギターが好きなら聞きどころはいっぱい。聞いていると、いろんなギタリストやギター・バンドのことが頭に浮かぶ。時には、<霧のカレリア> のスプートニクスを想起させる音色のこともある。
 この二枚では、《Determination》 がほぼエレクトリック・ギターで、《Terra Firma》 はかなりアクースティック・ギターも多い。
 なお、フィルはトミーのお兄さん。どちらも甲乙つけ難いくらいうまい。なかでも、<Rondo Ala Turka> (モーツァルトトルコ行進曲)のデュオは一度聞くと何度でも聞きたくなる。
 《Determination》 のトラック12 <Stevie's Blues> は亡きスティーヴィーに捧げた曲。特に、オルガン・ソロのあとのギター・ソロが Stevie Ray Vaughan (1954-1990) を髣髴させる。
 二枚まとめての評価となると難しいけれど、《Terra Firma》 はトミーの歩みの中で重要なアルバムであることは間違いない。《Determination》 のほうはやや薄味。音楽的には 《Determination》 のほうがロック〜フュージョン的な雰囲気で一貫しているけれど、《Terra Firma》 は八方破れの何でもあり的な世界ながらインパクトが非常に強いし、ピアノの James Roche も凄くいい。エマニュエル・ブラザーズはやはり特別。
 トミーの歩みやトミーその人のことはギタリストでライターのいちむらまさきさんのウェブサイトに詳しい。


<追記>

 《Determination》 は聞き込むと薄味ではなかった。特にトラック10 <Precious Time> はアクースティック・ギターを活かしたかなり聞きごたえのある曲だ。トラック12はオルガン・ソロの前もかなりスティーヴィーぽいと感じるようになった。

6 Lúnasa

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