'Ray' (film) due 29 Oct. 2004

　レイ・チャールズ（Ray Charles, 1930-2004）の伝記映画 'Ray' の米国での公開が今年の10月29日と決まりました。サウンドトラックは Rhino から8月24日に出ます。

　結論からいうと、これはレイのファンなら DVD は手に入れたほうがいいでしょう。なぜなら、映画でレイを演じているのは Jamie Foxx （写真）だけど、多くの場面でレイ自身がこの映画のために再録音した歌を使っているからで、さらに特典映像「メイキング」にはレイ自身が登場するもよう。

　既に昨年中に撮影は完了しており、生前のレイも脚本には OK を出し、映画に対し 100% 協力的だったという。

　主演のフォックスは、レイに初めて会ったとき、最初は緊張していたのが、レイの温かい人柄に触れるうちに打解け、一緒にピアノの前に坐ったりなどしていたという。そのもようを音楽監修の Curt Sobel がビデオに撮っており、「メイキング・オヴ」ドキュメンタリーとして DVD に入りそうだという。

　監督は Taylor Hackford で、彼と James L. White とが脚本を書いた。映画が扱うのは1935年から1979年までのレイ・チャールズの生涯。この映画の特色の一つは、彼の人生を歌を通してつづっていることで、人生のどういう場面でどの歌が歌われていたかということが分かるようなつくりになっているという。