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無性に聴きたくなるヤツ (Endless Road, Largo)


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 30枚計画(こちら参照)を始めてから気づいたのだが、これはお義理でも何でもなく、ただひたすら、無性に聴きたくなる類の CD を少しでも手に入れたいという計画なのだ。

 ……というようなことを久しぶりに Tommy Emmanuel の 《Endless Road》 を聴いて想いだした。これは今年に入ってから、無性に聴きたくなる盤の筆頭だが、特にトラック15-16のあたりをかけると、自動的に涙腺解除モードに入り、全くほかのことが出来なくなる。目が霞むため、もちろん読書もできなくなってしまう。

 だから、聴きたいのは聴きたいのだが、あまり頻繁にはかけられぬ。勿体無い。けれど、時には万やむを得ず、かける。そんな類のCDだ。

 音楽的に最高とか、ギターが最高とか、歌が最高とか、そういう理屈はとっくに超えていて、ただその音に浸りたくなる。そういう音だ。

 入手する前から、そういう盤になるのではないかという予感はしていたが、これほどのパワーのあるアルバムとは知らなかった。ぼくのレヴューはこちら

 ほかに、今年、その種の無性に聴きたくなるアルバムとしては、一枚だけ挙げると、Brad Mehldau の 《Largo》 (2002) がある。特に、トラック3。ブラッドのピアノとジム・ケルトナーのタイコ、そのぶつかり合いだけが聴きたくてかける。

 なお、《Largo》 はどこでも手に入るが、《Endless Road》 はきわめて入手困難である。今年でたアルバムなのに。どうしてもほしい人は、日本ならこちらに訊くか、直接ならこちらで手に入る。