Tigh Mhíchíl

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輸入CD問題


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 現時点でこの問題について思うところを述べると、著作権者でない者(5大メジャー・レーベル)が、あたかも著作権者(音楽家や作詞家)の権利を擁護するようなふりをして、その実、みずからの利益をはかるために、他国の法律を自分たちに都合のよいように制定させることは、到底容認できない。
 このことの弊害は

(1)音楽の自由な交流を阻害し、音楽家や作詞家にとって必要不可欠な「耳の栄養源」をやせ細らせる。それは音楽ファンももちろん望むところではない。本や活字しか頼りにしない人には理解が困難だろうが、口承の歌にしか伝えられていない世界の文化や叡智という宝物に触れることが難しくなる。たとえば、アイルランドの伝承歌の殆どは活字化されていず、耳で聞くほかないが、そういうものに接する機会が減少する。つまり、事実上、「文化障壁」を作り出すことになる。

(2)イスラエル軍事産業とアメリカの軍部とで暗号技術のレベルをコントロールし、音楽ファンにコピーガードやコピーのトラッカビリティを押付けることが進む(CCCDしか選択肢がなくなるなどの事態を通じて)。その技術から上がる利益は、パレスティナの人々などにさらなる苦痛を与えることにつながる。音楽家はそんなことは望んでいない。

(3)一国(日本)の文化にかかわる政策を他国の多国籍企業が牛耳るという悪しき先例を作り出す。

など、考えれば考えるほど、ひどい事柄がいくらでも出てくる。

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