Tigh Mhíchíl

詩 音楽 アイルランド

記事一覧

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心変わりしてしまった恋人を唄う'Loving Hannah'

Bill Jones, Panchpuran (Brick 002CD, 2001) 2枚目にして確乎たる地位をきずきあげた若きフォーク・アーティスト。プロデュースをカレン・トウィードがおこなっており、その結果いくつもの興味深いことが起きている。 ひとつは、フィンランドのティモ・ア…

元 ちとせをアイルランド人に聞かせる

〔以下は2003-2004年のアイルランド旅行記の一部〕 元 ちとせをアイルランド人に聞かせる → 意外な反応が 今回のアイルランド旅行で、二人の人に元 ちとせを聞かせた〔2004年1月〕。今や幻の名盤となった(?)奄美島唄集のアルバム《故郷・美ら・思い》であ…

Auld Lang Syneを唄おう

The Acoustic Music Archive というサイトがある。 フォーク・ソングをギターを弾きながら唄おうというサイトだ。歌詞とギター・コード、音源がそろっている。

ITMAのアーカイブから

ITMA ダブリンにあるアイルランド伝統音楽資料館(ITMA)はアイルランド伝統音楽に関する様々の資料の宝庫だ。古いLPから古い楽譜、最新の研究書に至るまで、調べ物があれば一度は足を運ぶ価値がある。利用は無料。

TG4のアーカイブから

TG4(アイルランド語放送局)にシャン・ノース歌唱のアーカイブがあった[現在はなく、TG4 Archive という総合的アーカイブがある]。 歌、歌い手、テーマ、地方により検索ができる。

NPUのアーカイブから

アイルランド伝統音楽ファンにはたまらない歌のビデオ・アーカイブがある。知る人ぞ知る。前にも紹介したけれど。 このアーカイブは Na Píobairí Uilleann (NPU) (the Society of Uilleann Pipers) にある。アイルランドの伝統楽器、イラン・パイプスの演奏…

パダル、ラフトゥリーの名曲を唄う

ラフトゥリーの名曲は今もアイルランドで愛されている。 エラハタス(アイルランド語芸術の大会)などでも特別の尊崇をもってラフトゥリーの歌が扱われる。

イアン・スミスの唄うバーンズ

Ian Smith, A Celtic Connection (IS02, 2011) アイルランドのギタリスト、イアン・スミスの2011年のアルバム。 ドネゴール(アイルランド北部)のシンガー・ソングライターとしても知られる。しぶい歌声。曲はいぶし銀のような深い味わいのものが多い。

「牛飼いの美少女」

Noeleen Ní Cholla, An Mhaighdean Mhara (CICD198, 2015) アイルランドの女性歌手ノーリーン・ニホラのアルバム《人魚》は2015年の出色の収穫だ。

アイルランド伝統歌の隠れた名著

Sean Boyle, Irish Song Tradition (O'Brien P, 1976) アイルランドは膨大な伝統歌を有するが、その全体像について、一般読者むけにコンパクトにまとめた好著。 二部にわかれ、前半でアイルランド伝統歌の起源と特徴を概説し、後半でアイルランド伝統歌の実…

アイルランド北部の伝統歌集

Derek Bell, Liam O'Conchubhair, Traditional Songs of the North of Ireland (Wolfhound P, 1999) アイルランドは伝統歌の宝庫として特異な位置を占める。スウェーデンの民族音楽学者 Melberg の推計によれば、アイルランドには 45,000 の伝統歌があるとい…

英国文化の中におけるバラッドの生命力

茂木健『バラッドの世界―ブリティッシュ・トラッドの系譜』(春秋社、1996) 〔本書は2005年に新装増補版が出ている。〕 本書の書出しに「ロックへのインスピレーション」とある。<ビートルズやローリング・ストーンズに代表されるブリティッシュ・ロックの…

〈サリーガーデン〉覚書

過日、某番組から協力依頼があり、アイルランド民謡〈サリーガーデン〉についての照会に応えた。何を応えたかもはや忘却の彼方になりつつあるが、いま思い出せるところを覚書として記しておく。 この歌曲の起源や成立について、主としてイェーツとのかかわり…

アイルランドの妖精や異界にまつわる歌を集めてみると

Rionach uí Ógáin and Tom Sherlock, eds., The Otherworld: Music and Song from Irish Tradition (Comhairle Bhéaloideas Éireann, 2012) アイルランドの妖精や異界にからむ音楽や歌の録音・資料を集めよう。そんなプロジェクトがスタートしたのが1980年代…

ヨイクの新しい形――Sofia Jannok

ある親友が最近北欧の伝統歌の研究を始めた。彼はぼくと殆ど同じ趣味、即ちアイルランド語伝統歌が好きなのだが。彼が紹介したのはスウェーデンのヨイクの歌い手で、1982年生れの Sofia Jannok だった。聴いてみると従来知っていた無伴奏の即興的なヨイクと…

No Frontiers の意味

Jimmy McCarthy 作の名曲<No Frontiers>はすぐにメアリ・ブラックのふしが思い浮かぶ人も多いだろう。それはそれで。12月24日に放映された 'The Late Late Show' に作者であるジミー・マカーシーが出てきて、この歌の1番、2番はそれぞれ自分の母親、父親の…

ラフタリーの命日

12月25日はラフタリーの命日だった。175年前、彼はゴールウェー県で死去した。ラフタリーといえば、アイルランドでは小学生でも知ってる有名な詩人だ。盲目の詩人である。だれでも知ってる有名な詩は「われはラフタリー」*1 という詩なのだが、これが実はラ…

Lasairfhiona at the National Concert Hall (July)

ラーサリーナが チベットの Yungchen Lhamo + Friends と ダブリンで7月1日に公演 を行う。出演者は Yungchen Lhamo Paul Brady Liam O Maonlaí Lasairfhíona なんとも興味深い面子だ。ラモは今年アイルランドで唯一の公演がこれ。

マーバーラカーレ Ma Bala Kale

産経新聞3月28日付のもず唱平さん(作詞家)の文章にスリランカの歌 <マーバーラカーレ> のことが出てくる(ウェブ版にはない)。もずさんが「スリランカの北島三郎」と呼ぶエム・エス・フラナーンドの歌。歌詞は「マーバーラカーレ」(私の若い時に)が繰…

Julee Glaub

ジュリー・グローブの、マーク・ウィームズとの新ユニット Little Windows が近く CD を出すらしい。これは楽しみ。アイルランド音楽とアパラチア音楽との結合といわれている。http://www.juleeglaub.com/http://www.mtholyoke.edu/offices/comm/news/concer…

Hamish Henderson Collects

会議室(BBS)で触れた Living Tradition 65号に出ていた CD。これはほしいと思って KYLOE RECORDS に行くと買えると判るが、ポンド高で送料込みで2925円ほどになる。これはちと二の足を踏む。タムボリンにでも入れば買おう。

International Songwriting Competition

締切が2週間延びました。 Nashville (Tennessee), USA - The International Songwriting Competition has extended its submission deadline for two weeks. All entries must be posted on or before October 31, 2005. ISC will continue to take online e…

替え歌 Cianach Corrach

<Cianach Corrach> という歌を Aoife Ni Fhearraigh が歌っている(アルバム 《Loinneog Cheoil》)。一聴して驚いた。<Jimmy Mo Mhile Stor> と全く同じメロディーだから。前者は男が女を想う歌、後者は女が男を想う歌で、内容的には全く違う。というこ…

A Case of You

ピーター・バラカンさんの土曜朝のラジオ番組「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK FM)は収穫が多いが、最近の大収穫を三つ。 Jimmy Smith: Back Talk Staples: Dock of the Bay Diana Krall: A Case of You ジミー・スミスのは残念ながら現在は入手不可…

Do Me Justice (Rosie Stewart)

書くほどのことではないかもしれないけれど、たぶん日本では知られていない賞をファーマナ県出身のロージー・ステュワートがとったので。 アイルランドの Gradam Ceoil TG4 2004 での Amhránaí na Bliana (2004年最優秀歌手)という賞。TG4 *1 の番組ではロ…

カラバオの津波の歌 <追記>

タイのフォークシンガー、エート・カラバオさん(50)が、今回の津波で妹さんをプーケット島で亡くし、その「悲しみを乗り越えなければと思い、津波が起こった26日に1時間で作曲した」という <アンダマンの涙をぬぐう> (アンダマンの涙を拭こう、アン…

A Living Prayer

アリスン・クラウス(Alison Krauss)の <A Living Prayer> を聞いて感涙禁じ難し。アリスンの魂の震えがこちらにまで伝わる。神よ、ほめたたえられたまえ。2004年のアルバム 《Lonely Runs Both Ways》 (Rounder 116610525-2)所収。 Go dtaga do ríocht…

アイルランド語の「ジングル・ベル」

かつて、Clancy Brothers が歌うアイルランド語版の <ジングル・ベル> (Bualadh bos)を収めた《The Clancy Brothers' Christmas》 というアルバムがあったそうで、その歌詞を知りませんかという スレッド が Mudcat にあります。季節柄、最近、またその…

伝統歌のインターネット上資源

マルコム・ダグラスさんが作成した英語伝統歌リンク集は、この分野に関心ある人には見逃せない資料である。 Internet Resources: traditional song 英語の伝統歌に関する様々なインターネット上の資源を整理分類してあるリンク集。分類は、歌集としてはオン…

Scottish Songs- Lyrics and Melodies

こちら にスコットランドの歌の詩と旋律(MIDI)が集めてあります。非常に巨大なデータベースです。ときどき、註釈が附いています。 一言だけ。中に <Amazing Grace> があって驚く人があるかもしれません。Mudcat でもこの8ヶ月間議論が続いていますが、旋…

Bob Dylan - Two New Books due Oct.

ボブ・ディランのファンなら狂喜しそうな本が二冊秋に出ます。まずは全詩集(写真、$45)。 Bob Dylan: Lyrics: 1962-2002 560 pages (Simon & Schuster, October 1, 2004) ISBN: 0743228278 つぎに三巻シリーズの回想録の第一巻($24)。大体、ディランがニ…

ドレミノテレビの特集版

ううあとうたおう の再放送(2004年5月16日(日)午後4:15〜5:00[NHK教育テレビ])は要チェック。特に、大島保克さんとうたう<てぃんさぐぬ花>や無伴奏の<ひらいたひらいた>、それに手作り打楽器をつかいながら唄う<おやこバシャバシャ>などは必見。…

The False Bride

とあるべきが、The False Lane となっていたので、訂正してあげようとコメントを書こうとしたら、メールアドレス入力が必須。ウェブサイト上に公開することの危険性をご存じないのか。 なお、このブログ、内容はもちろんすばらしいので、念のため。 http://t…

Mo Chailín Donn (curfá, 4) <コメント>

リフレーンの4行目。 Is bí liom arís. イス・ビー・リョム・アリーシュ。 (もう一度私と一緒にいて。) bí :tá の命令法二人称単数 liom :私と一緒に arís :もう一度 はい、これでこの歌のリフレーンはおしまい。<追記> 今日、家でちょっといいことが…

Mo Chailín Donn (curfá, 2) <コメント>

リフレーンの2行目。 Mo ghrá geal is mo chroí, マ・グラー・ギャル・イス・マ・フリー、 (わたしの輝かしい恋人よ、わたしの愛する人よ) ghrá :恋人 geal :明るい is :そして → イズではありません chroí :こころ ← 軟音化しています 恋人を表す表現…

Mo Chailín Donn (curfá, 1) <コメント>

一応、純さんの 愛蘭事始 に並行するような形で、アイルランド語の歌の実践的解読にいどみます。目標は、4月に来日するドミニクのシャン・ノースのレパートリーの理解。では、まずリフレーンの1行目。 Ó, mo chailín donn, オー、マ・ハリーン・ドン、 (あ…

Brian Ó hEadhra <追記> <コメント>

ブリアン・オ・ハラはダブリン生まれ。この人は Anam のメンバーだったのだけれど、いまは Fiona Mackenzie (ルイス島のあの三人姉妹のグループ Mackenzie のひとり)と結婚してスコットランドのスカイ島に住み、すっかり、スコットランド・ゲール語にひた…