Tigh Mhíchíl

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Gaeilge

ディニーン(Dinneen)のオンライン辞書

Patrick S. Dinneen, Foclóir Gaedhilge agus Béarla (Irish-English Dictionary) (1904/1927) ディニーン(Patrick S. Dinneen)のアイルランド語辞書といえば、多くの人の愛読書だ。たとえば、アイルランドの詩人ヌーァラ・ニゴーナルの。

アイルランドの大学授業料無料の根拠

アイルランドの大学授業料の無料の根拠がキーティングにあること。ただし、現状は無料でない。さらに、EU外の学生(日本を含む)は高額の授業料を支払わねばならない。*1 キーティング(Geoffrey Keating, 1569–1644)の書いた『アイルランド史』 Foras Feas…

ピアス(Pearse)の文章を音読する

語学の達人に聞いた二つの方法。 <a href="http://michealh.hatenablog.com/entry/2015/08/24/111926" data-mce-href="http://michealh.hatenablog.com/entry/2015/08/24/111926">語学の達人に聞いた"読み"の上達法2つ - Tigh Mhíchí…

festology (festilogy, félire)

'festology' の語について ディロン(Myles Dillon)の本を読んでいて 'festology' の語に出くわす。ふつうに調べても中々わからない。

語学の達人に聞いた"読み"の上達法2つ

世の中には本物の語学の達人が存在する。できれば、そういう人たちから直接聞いたり学んだりできれば一番いい。 幸いにも知己を得た中に掛け値なしの達人が二人おられる。その二人から学んだ方法を、おすそわけしたい。

アイルランド語の最高の文法書を無料で入手する

アイルランド語には標準語がない。三つの方言に分かれており、そのどれかが話される(北からドネゴール方言、コナマーラ方言、マンスター方言)。 しかし、標準の書き方、標準の文法はある(三方言にのっとった書き方、文法は別にある)。

ブログ名の意味 Tigh Mhíchíl

ブログ名 Tigh Mhíchíl の意味は英語で in Mícheál's House です。 「ミオールの家で」

冬のゲールタハトを訪ねて

以下は 2003 年12月から翌年1月にかけてのゲールタハト(ドネゴール と コナマラ)訪問記です。初出は「冬のゲールタハトを訪ねて」(「クラン・コラ」2004年1月号)で、それに加筆し註釈を加えたものです。

パダル、ラフトゥリーの名曲を唄う

ラフトゥリーの名曲は今もアイルランドで愛されている。 エラハタス(アイルランド語芸術の大会)などでも特別の尊崇をもってラフトゥリーの歌が扱われる。

「我はラフトゥリー」のゆえに

カハル・オー・ガルホール、三橋敦子『ゲール語四週間―アイルランド』(大学書林、1983) アイルランド語の独習書。1983年に刊行された。(「序」の日付は1980年12月6日。)題名の「ゲール語」とはアイルランド・ゲール語のこと、つまり、アイルランド語のこ…

エラハタス(2015年)予定発表される

毎年秋に開催されるアイルランド語芸術の大会エラハタス・ナ・ゲールゲの2015年の行事予定が発表されました。シャン・ノース(歌唱・ダンス)のアイルランド一の名人を決める大会です。他にもストーリテリングや、さまざまの歌唱競技など(同一時間帯に複数…

アイルランド語の「木曜日」

アイルランド語で日曜から土曜までは次の通り。(「日曜に」等の形で)

Kindle用のアイルランド語辞書

Collins Dictionaries, Collins Gem Irish to English (One Way) Dictionary [Kindle版] Kindle用のおそらく初のアイルランド語ー英語辞書。辞書本体の内容は紙冊体の Collins Irish Dictionary (近年のPocket などを含む)と同様である。 結論から言えば、…

キーティングのアイルランド史を読む

Osborn Bergin, ed., Stories from Keating's History of Ireland, third ed. (Royal Irish Academy, 1930; rpt. 2001) ジェフリ・キーティング(1569頃–1644頃)が著した『アイルランド史』(Foras Feasa ar Éirinn, 1634)はアイルランドの歴史書の古典。 …

A=B に二種類あるアイルランド語って?――コピュラに関する最上の説明の書

梨本 邦直『ニューエクスプレス アイルランド語(CD付)』(白水社、2008) 初級アイルランド語入門書。CD付。 A=B の「=」の役割をするコピュラ(繋辞)はアイルランド語最大のキモのひとつ。これが分れば、まあ、アイルランド語が分ったといってもいいほど…

本物の辞書を作るには百年かかる

E. G. Quin, Dictionary of the Irish Language: Based Mainly on Old and Middle Irish Materials (Royal Irish Academy, compact ed. 1983) 古いアイルランド語を、今日われわれが安心して読めるのはこの辞書があるからだ。 たとえば、現代において主流の…

Lá Fhéile Pádraig

3月17日はアイルランドの祝日。アイルランド語で Lá Fhéile Pádraig と、英語で St Patrick's Day と呼ぶ。〈アイルランドの守護聖人〉パトリキウス(パトリク、パトリック)の帰天日(461年頃の3月17日とされる)を祝日とした。 アイルランド語で lá fhéile…

アイルランド語と所有の観念

初歩のアイルランド語で次のような文があるとする。Tá leabhar agam.もし、英語で書かれた本で勉強していたら、必ずやこう書いてあるだろう。I have a book.けれど、果たしてそうなのだろうか。このアイルランド語は、<私のところに本がある>の意である。…

アイルランド語の Is fearrde thú Guinness

ギネスのアイルランド語の看板でこういうのがある。 Is fearrde thú Guinness正確な解釈はどうなるのか。いろんな解釈がある。普通にとれば、<ギネスを呑めばあなたはよくなる>の意である。<よくなる>(better)とは何のことか。健康ともとれるが、それは…

アイルランド語の i mbun について

アイルランド語の表現で i mbun は大変よく出くわす。が、ピンと来にくい。なにかに感動したときや強く心を動かされたときはアイルランド語でないと表現できないことがあるが、この i mbun は芯のところでつかまえたという気がなかなかしない。それに、この…

古アイルランド語の辞書

古アイルランド語の辞書について、電子篇では eDIL の名前を挙げながら、紙媒体篇では名前を挙げなかった。重要でないと思ったからではなく、その逆に、とてつもなく重要な辞書なのだけど、あまりにも専門家向きなので挙げなかったのだ。だけど、そこまで関…

アイルランド語の辞書(紙媒体篇)

忘れないうちに紙媒体のアイルランド語の辞書についても書いておこう。「紙媒体」は以前は「冊子体」とも云った。ある辞書が使えるかどうかは、その序文が読みこなせるかどうかだと、よく云われるが、もう一つ重要な前提がある。文法が完全に頭に入っている…

アイルランド語と英語の辞書(電子篇)〔追記〕

日頃、アイルランド語や英語に接する際に、お世話になっている辞書を、感謝をこめてちょっと挙げてみよう。紙媒体が依然として最も有用な資源であることに変わりはないのだけど、実際には電子的なものにも相当助けられている。片っ端から挙げていくと長くな…

時の beag をめぐる仮説

アイルランド語の 'beag' (小さい)の語が時の表現で使われることがあります。それについて某所で書いたことをまとめておきます。 ガロージーン・ヴラナハの名唱で知られる歌 'Tráthnóna Beag Aréir' 「夕べ遅く、昨日の夕方遅く」に現れる beag は典型例で…

ジョー・ヒーニー伝の紹介

ジョー・ヒーニー伝。著者リーアム・マクコナマラはヒーニーに関する最高権威だ。アイルランド語の著作だが、英語の引用も多い。附属の CD のためだけでも入手する価値がある。

アイルランド語質問箱

『アイルランド語文法 コシュ・アーリゲ方言』(研究社)を使用してアイルランド語を学ぶ方のために、読者の皆さんの学習上の疑問に答えるページ、アイルランド語質問箱 ができました。アイルランド語学習関連のリンク集 もあります。

シェーマス・エニスの日記

シェーマス・エニスの収集日記 'Mise an Fear Ceoil': Séamus Ennis - Dialann Taistil 1942-1946 (Ríonach uí Ógáin 編, Cló Iar-Chonnachta 刊、2007) 。1942-1946年にかけて、ドネゴール、メーヨー、コナマーラ、クレア、リムリックの各県で伝統音楽の収…

『アイルランド語文法 コシュ・アーリゲ方言』

ついに、アイルランド語文法の最新の独習書が発行されます。アイルランド語文法 コシュ・アーリゲ方言 Learning Irish作者: ミホール・オシール,梨本邦直,京都アイルランド語研究会出版社/メーカー: 研究社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー…

シェーマス・エニスの日記 入手

ついに、シェーマス・エニスの日記を入手。読んでみると予想以上に面白い。

シェーマス・エニスの日記

エラハタスでの「今年の一冊」賞の候補にシェーマス・エニスの日記が挙がっている。11月2日の発表にはできれば行こう。<関連情報>

カハル・オシャルキー

ふだんは大して冴えない Lá のポッドキャスト。驚いたことに詩人カハル・オシャルキーの対談3回シリーズを一挙公開した。やるなあ。

アイルランド語辞書

2005年に新版が出たアイルランド語辞書 Focloir (O Siochfhradha 編、An Comhlacht Oideachais 発行) は現代語辞書として手頃だけど、どうも日本では入手できないみたい。一応、ISBN: 1845361059 。良い点はアイルランド語−英語の部分が先に来てること、現代…

アイルランド語文法書

アイルランド語文法書兼独習書の Learning Irish が CD 附きになった。ただし、内容は従来の版と殆ど同じ。CD だと iPod に入れるのが楽。

天理大サテライトでアイルランド語講座

この四月から、天理大学のサテライト語学教室 でアイルランド語講座が始まる。会場は奈良市の奈良新聞社本社。たぶん、関西で唯一の講座。講師のかたはよく存じ上げている。面白さは折り紙つき。

La Feile Phadraig

Molaim Beannachtaí Lá Féile Phádraig ort féin agus ar do mhuintir.I would like to wish you and yours a very Happy St. Patrick's Day.そういえば、(アイルランドや米国の) Google は今日は本日にちなむロゴなので記念に。

文法を簡単に

'Irish Language Needs Simpler Grammar To Survive' (アイルランド語が生残るためには文法の簡素化が必要)というタイトルの記事が4月21日頃、The Irish Times に載ったようです。興味深そうな記事なのですが、ぼくは購読者ではないので中身が読めません(…

マラキという名について

最近、次期教皇への興味にからんで、聖マラキの予言の話がよく出てくる。多くの人がこの名前を別の名前と誤解しているようなので、簡単に書いておく。 歴代の教皇について予言したといわれている聖マラキ(Malachy)のほうはアイルランドの人であり、名前は…

Eoin Pol II

アイルランド語によるメッセージが Gaeilge-B メーリングリストに載った。おなじみの Marion Gunn さんによる4月3日付のポストである。 まず、アイルランド語ではローマ教皇ヨハネ・パウロ二世は Eoin Pól II という。で、メッセージのほうはこうだ。 Eoin P…

La Fheile Padraig <追記>

Beannachtaí na Féile Pádraig oraibh go léir![Happy Saint Patrick's Day to you all!] <追記> 上のアイルランド語表現の解説を MT のブログ のほうに書きました。

La Fheile Padraig

アイルランドの守護聖人聖パトリック(パトリキウス)の祭日3月17日(セント・パトリックス・デー)のことはアイルランド語で Lá Fhéile Pádraig という。 灰の水曜日(アイルランド語で Céadaoin an Luaithrigh)である今日から復活祭までは犠牲と断食の日…

「大飢餓」後のアイルランド語

自明性が解体するような100万人の餓死体験(1845-49)後、アイルランドにおける国語、アイルランド語は劇的な変化をこうむる。 その犠牲者100万人、及びその後の移民100万人は殆どがアイルランド語話者であり、その喪失によりアイルランドにおけるアイルラン…

Oglaigh na hEireann <追記・北アイルランド方面要警戒>

また、気になる スクープ記事 が Sunday Independent 紙(1月30日付)に。一面の PDF を見ると、トップ記事である。IRA がまた戦闘モードに戻るとアハーン首相が知らされたというニューズだ。そのため、IRA は南北国境の両側で兵の補充を行いつつあるという…

An Gorta Mor <追記>

この話題はあまりにも重過ぎるので書くかどうか迷ったけれど、アイルランド語に関心がある人には今後も恐らく避けて通れない話だろうから。 この 記事 は1月29日に予定されている追憶行事のために書かれている。何を追憶するかというと、アイルランド史を気…

聖ステパノの日、厩模型 <追記>

クリスチャンにとってはクリスマスの季節は1月6日の御公現の祝日まで続く。クリスマスの翌日の今日26日はアイルランド語では Lá Fhéile Stiofáin と言う祝日である。*1 この日に祝う聖ステパノはキリスト教の最初の殉教者として知られる。 クリスマス季節の…

アイルランド語の挨拶のことば

昨日のエントリで純さんからコメントがあり、アイルランド語の挨拶の話が出ました。「お元気ですか」に相当する言いかたは基本的に三種類あり、全く違う言いかたなのですが、どの地方の人も一応、他地方の言いかたが分かると思います。これは、その違いその…

「12月に」のアイルランド語

先日、アイルランド語でクリスマス・カードを書いたおり、「〜月に」という言いかたをどれにするか迷った。12月の場合、簡単に前置詞だけで i Nollaig とは言える(「12月に」)。あるいは年号を入れるなら i Nollaig 2004i Nollaig na bliana 1993 などとす…

batrail あるいはシャン・ノース・ダンスのこと

最近ちらっと書いたダンスの話の続き。 柄にもなく、ダンスのステップが気になっている。 それも、コナマラのダンスだと知ってよけいに。 シャン・ノース・ダンスの競技会がエラハタスで近年は行われていて、その番組をあるご好意で見る機会があった。先日も…

世界のアイルランド語話者 (11) Irish for Children

(承前:アイルランド語の流暢な話者はここにいるのとの問いかけ。死語なんか学んでなんになるのかとのゲスト発言。それに対し強烈な一発。世界中に数百万人の話者。サンフランシスコの話者。19世紀後半-20世紀初頭の米国の話者の多さ。旅行前にアイルランド…

世界のアイルランド語話者 (10) Clare dialect

(承前:アイルランド語の流暢な話者はここにいるのとの問いかけ。死語なんか学んでなんになるのかとのゲスト発言。それに対し強烈な一発。世界中に数百万人の話者。サンフランシスコの話者。19世紀後半-20世紀初頭の米国の話者の多さ。旅行前にアイルランド…

世界のアイルランド語話者 (9) Census

(承前:アイルランド語の流暢な話者はここにいるのとの問いかけ。死語なんか学んでなんになるのかとのゲスト発言。それに対し強烈な一発。世界中に数百万人の話者。サンフランシスコの話者。19世紀後半-20世紀初頭の米国の話者の多さ。旅行前にアイルランド…