Tigh Mhíchíl

詩 音楽 アイルランド

記事一覧

English

Great Scott! (人名成句その2)

先日、イチローの最多安打達成を評する 'By George he's got it' の表現について書いたところ、Jun さんから 'Great Scott!' という類似の英語表現に関するコメントがありました。その際に書いたことをまとめておきます。 まず、'Great Scott!' (「なんてこ…

Cat Stevens is favourite ...

キャット・スティーヴンズの新録音曲 <Father and Son> (彼の1970年の曲)が今度のクリスマスの売上げ一位のシングルになるだろうという記事を読んで、ちょっと引っかかった。 いや、内容にではなくて、その英語にである。この用法は気になる。私の知る限…

By George, he's got it <コメント>

イチローが最多安打新記録を出した10月1日(米時間)のその直後の 米大リーグ公式サイト の見出しは面白かった。 By George, he's got it: Ichiro gets 258th hit 'by George' は「本当に」などの意の感嘆表現だが、この場合、破った旧記録の持主が George S…

Knock-Knock Joke (I.D. Man)

前回のオチの解は 'Jamaica (=Did you make a) good grade on the test?' でした。 では、今回の例。これは国名ではないのですが、傑作と思う例です。 Knock, knock. Who's there? I.D. Man. I.D. Man who? I.D. Man you let me in! いかがですか。このオチ…

Knock-Knock Joke (Jamaica)

前回のオチの解は 'Italian (=I'm telling) you for the last time, open up!' でした。 では、今回の例。 Knock, knock. Who's there? Jamaica. Jamaica who? Jamaica good grade on the test? いかがですか。これはどうやら中に入れてくれというのとは違…

Knock-Knock Joke (Italian)

前回のオチの解は 'Irish (=I wish) you would let me in.' でした。こういう風に、ドア越しの会話で入れてくれというオチをつける古典的なタイプは沢山あります。 では、今回の例。 Knock, knock. Who's there? Italian. Italian who? Italian you for the…

Knock-Knock Joke (Irish)

前回のオチの解はもちろん 'Ken (=Can) I come in?' でした。 では、今回の例。 Knock, knock. Who's there? Irish. Irish who? Irish you would let me in. いかがですか。本当はこのオチの部分も伏せておいて、オチから考えるといっそう面白いものです。

Knock-Knock Joke (Ken)

今回から、一題づつ取上げ、オチの解を次回に載せます。 まずは、辞書にも載っている有名な例。 Knock, knock. Who's there? Ken. Ken who? Ken I come in? これは解くまでもない簡単な例ですが、一応、解は次回に。

Knock-Knock Joke の効用

111の例を集めた このサイト で、オチを自分で考え、オチを見てから何故それがオチなのかを考える。 この作業はいろいろと効用があります。 だじゃれへの感度を高める (← 効用か?) 頭の体操になる (パズルで暇つぶし) 音に対する感度を高める なかでも…

Knock-Knock Joke の基本

英語の映画などで時々出現するある種のだじゃれ問答の型のひとつにノックノックジョーク(knock-knock joke)と呼ばれるものがあります。 基本形は次のようなものです。 Knock Knock. Who's there? X. X who? X ... この最後の "X ..." の部分がオチです。 …

Wordcount

カトゆー家断絶 で見つけました。Wordcount というサイトです(同じサイトは こちら にも)。言語学では有名な British National Corpus (1億語のコーパス)から二度以上使われている英語の単語 86,800語を頻度順にアーティスティックに提示したものです。…

Potter, Potts

純さんのブログで Potts というアイルランド語には見えない名前のことが話題になっていた。 どうやら、Potter とともに a pot-maker or seller という意味のよう(こちら)。 なお、起源は14世紀のイングランドらしい(こちら)。特にアイルランド的な名前で…

コンテンツ(contents)を英語で解く

コンテンツという言葉がいかに下品かという説が飛び交っている。ここでは英語の立場から解いてみる。 まず、仲俣暁生さんの文章を挙げる。「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律案」に触れた部分。 コンテンツ、コンテンツとうるさい条文だ。…