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Tigh Mhíchíl

詩 音楽 アイルランド

記事一覧

アイルランド

「復活祭」の語源 Domhnach Casca

キリスト教会の暦で「復活の日曜日」(Domhnach Cásca)。イースター・サンデーの語源談義。

The Rough Guide to Irish Music

The Rough Guide to Irish Music (World Music Network, 2005/2013) 近年では最高のアイルランド音楽コンピレーション盤と断言できるアルバム。同名の書物を書いた Geoff Wallis が編んだ CD の新版である(World Music Network から2005年3月14日にリリース…

Willie Clancy and Singing

〔蔵出し記事 20050318〕 「最近の IRTRAD-L(ハリーとジム)」で少し指摘したハリーの論争への復帰の出発点はどこかと探していて、ようやく見つかった。IRTRAD-L の(2005年)3月10日の Chris Brennan の "Willie Clancy and Singing" というポストだ。

名残りの薔薇、その旋律 The Last Rose of Summer

〔蔵出し記事 20050317〕 'The Last Rose of Summer' (庭の千草 〔菊〕)はアイルランド民謡として知られているが、それ以上のことはあまりネットに出てこないのでちょっと書く。

バーン・ダンスとエリザベス・クローニン

ポール&ハリーのアルバム Born for Sport には barn dance が2トラックも入っている。で、この barn dance について少し。

30年以上前に始まった未完の大作漫画

あしべゆうほ『クリスタル・ドラゴン 25』(秋田書店、2007) アイルランド語に興味を抱いたきっかけが漫画『クリスタル・ドラゴン』とする人がいて、どんな作品かと読み始めた。

マルケリンがシャン・ノース・ダンスについて語る

人気のあるダンス講師ミック・マルケリン(Mick Mulkerrin)がシャン・ノース・ダンスについてインタヴューで語った言葉を引用しておこう。

ショーサヴとの約束、のようなもの

〔蔵出し 20050308〕 (2005年)3月6日のシャン・ノース・ダンスのワークショップ終了後、帰り際にショーサヴ・オ・ニャハタンに、また会おう(Feicfidh mé arís thú, a Sheosamh)と声をかけると、思ってもみない言葉を返してきた。

ハリー・ブラッドリーと話しこむ

〔蔵出し記事 20050307〕 いや、そんなつもりじゃなかった。たまたま昨日(2005年3月6日、吹田さんくすホール、ワークショップ)の立食のテーブルで隣合せ、あなたは IRTRAD-L でよく発言するあのハリー・ブラッドリーと同一人物かと水を向けたのだ。そうし…

ショーサヴのステップ

〔蔵出し記事 20050305〕 遂にこの眼でショーサヴ・オ・ニャハタン(Seosamh Ó Neachtain)のステップを見た(大阪、バナナ・ホール〔2005年3月 来日公演案内サイト〕)。目の前およそ3mくらいだったろうか。わずかに3曲くらい踊っただけだったが、ビデオ…

Micheal Mac Ardail

〔蔵出し記事 20040223〕 Classic English Folk Songs (EFDSS) の表紙の人物が分かるかと、校訂者がオンライン・フォーラムで言っていた。三人のうち二人はだれでもすぐに分かる。あと一人がなかなか答えがでてこない。

セット・ダンスのバイブル

Pat Murphy, Toss the Feathers: Irish Set Dancing (Mercier P、1996) 世界中のセット・ダンス愛好家が肌身離さず携行する本。

Mol an Oige

〔蔵出し記事 20040223〕 ふとしたきっかけで、サイバースペース上の常若のオアシスを見つけ、そこから道をたどるうちに、カチリーン・モードの名を冠した小学校に出会う。その校章に 'mol an óige' の文字が。

CIC 訪問

〔蔵出し記事 20040219〕 一度は CIC に行ってみたかった。

伝聞の速さ

〔蔵出し記事 20040207〕 日本へ帰ってから本当に驚いたことがある。 会ったこともない人が、ぼくのアイルランドでの行動をほぼ正確に知っていたのだ。 FKWS 後にゴールウェーのアイルランド語クラブでアイルランド語の歌を歌ったことを、見ず知らずのアイル…

予約済みのホテルを現地で変更して吉と出た(ダブリン篇)

毎秋のようにダブリンを訪れている。 今年は定宿を諦めた。料金が前年の倍以上になったため。そこで別の宿にしたわけだが、部屋に入ったとたん、料金分の値打ちはないと直感した。Wi-Fiが不安定など不具合がいくつか見つかったためだ。すぐにましな部屋に換…

トーリー島と本土

〔蔵出し記事 20040206〕 トーリー島には教会はある。だが、医師がいない。 もしものことがあれば、ヘリコプターで患者を本土へ搬送する必要がある。 このことは、多くの島で深刻な問題である。 辺鄙なところへ追いやられた人々のあいだでアイルランド語の文…

リリス・オリーレの代表作

Lillis Ó Laoire, Bláth Gach Géag dá dTig (CIC, CICD 075) 今日、ドネゴールのシャン・ノースの男性歌手として、リリス・オ・リーレの右に出る者はいない。彼の代表作がこのアルバムである。

Voice, or Mountain Music 1920s-30s

〔蔵出し記事 20040109〕 とんがりやまさんのブログ記事「これもまた“ボーダー・ミュージック”なのだ。」で見つけたマウンテン・ミュージックの歴史的録音へのコメント。声と言語との関係について。あるいは TV が及ぼす言語の変化について。 音楽が自分の声…

文明衰亡の条件

〔蔵出し記事 20040112〕 中西輝政さんの『国民の文明史』によると、文明衰亡には六つの兆候がある(産経抄、産経新聞2004年1月12日)。 これを読んで、アイルランドのゲールタハトのことと、日本のこととを考える。ゲールタハトには明らかにそれがなく、日…

ドネゴールの伝説的歌い手の歴史的録音

Jimmy Dinny Ó Gallchóir, Seal ag Gabháil don Cheol (CIC, 2008) ジミ・ディニ・オガルホーィル(Jimmy Dinny Ó Gallchóir, 1921-1980)の1950年代、70年代の歌唱の録音を集めたもの。オリジナルの音源は RTÉ (アイルランド準国営放送局)と Raidió na Ga…

アイルランドとダブルボーン傘

ロングテイル トレッキングアンブレラ アイルランドではふつうの傘は役に立たない(ことが多い)。

アイルランドの紅茶とジャファ

Lyons Original Blend Loose TeaMcVitie's Jaffa Cakes ぼくはアイルランドの紅茶に目がない。

Emigrant Songs 移民歌(アイルランド移民の歌)

移民歌 (emigrant song) について話した内容を参考のためにまとめます (うたとお茶の会、2000 年 7 月 9 日)。ただし、それ以降に得た知見に基づいて随時、加筆しています。

シェーマス・エニスの歴史的演奏(1975年)

アイルランド伝統音楽の巨人、シェーマス・エニスの珍しい動画。 1975年9月20日にアイルランドのTV番組 ‘An Fear Agus A Chuid Ceoil’ で放送されたもの。エニスはこのリール曲をコナマーラの歌い手 Colm Ó Caodháin から収集した。曲名は ‘Port na Gioboige…

1960年代のアラン島の貴重なカラー映像+ラサリーナ

Aran Islands: A Journey through Changing Times (2002) 1960年代初頭のアラン島を撮影した貴重なカラー映像20分が初公開されたビデオ。私が入手した版は NTSC。 撮影したのは、アランセーターを世にひろめたことでも知られる新聞記者ポーリク・オシーハー…

夭折した天才詩人カチリーンの1976年作

Caitlín Maude, Caitlín (Gael Linn, 1976; rpt. 2003) いとしのカチリーン。アイルランド語詩歌のひとつの極北。夭折した天才詩人の1976年作が2003年に奇跡の復刻。 奇跡という以外に何といえようか。カチリーン・モード(1941-1982)の声を一度でも耳にし…

ヘブリディーズとキリスト教

たまたま、永嶋大典著『英訳聖書の歴史』(1988)を読んでいたら、ヘブリディーズ諸島のことが出てきた。 この本は英訳聖書の外面史という、非常に限られた視点からの研究書であるが、意外なことに触れている。後日、参考になるかもしれないので、少し引写す…

ラサリーナのソロ・デビュー盤

Lasairfhíona Ní Chonaola, An Raicín Álainn (LNC 001CD, 2002) ラサリーナのソロ・デビュー盤。番号から分かる通り、アーティストのインディペンデント・レーベル。全14曲。すべてアイルランド語の歌。2002年8月8日、フランス西部のロリアンで開かれたイン…

ラサリーナ・ニホニーラの経歴

アイルランドのアラン諸島の東島出身の女性歌手ラサリーナ・ニホニーラ(Lasairfhíona Ní Chonaola)の経歴について。 まず、コニーラ(Conaola)はコナマラ西部に多い姓らしい。この姓についてはなかば伝説じみた話が伝わっている。ホニーラとなっているの…

アラン航空と機内持込用バッグMLC

最近、アイルランドのアラン航空(Aer Arann)廃止への反対運動のことを知り、同航空で驚いた体験を思い出した。 次の記事は2004年1月17日に書いたアイルランド旅行記の一部。 アイルランド旅行記(2004)から もうひとつ、ゴールウェー空港で印象に残った…

外貨宅配(ユーロ)のコストを決める3つの要因

毎年アイルランドへ行くので外貨(ユーロ)を現金で持参する。 [アイルランドのユーロ・コイン] 試行錯誤の上、現時点でたどり着いた、私的最善の方法を紹介する。「外貨両替」「外貨宅配」などのキーワードでネット検索するとさまざまのサービスが出てくる…

アイルランドの大学授業料無料の根拠

アイルランドの大学授業料の無料の根拠がキーティングにあること。ただし、現状は無料でない。さらに、EU外の学生(日本を含む)は高額の授業料を支払わねばならない。*1 キーティング(Geoffrey Keating, 1569–1644)の書いた『アイルランド史』 Foras Feas…

Bádóirín Thír an Fhia

Bádóirín Thír an Fhia le Bríd Ní Mhaoilchiaráin ブリージ・ニウィルヒアラーィン(Bríd Ní Mhaoilchiaráin)の唄う 'Bádóirín Thír an Fhia' 〈チーラニーアの船乗り〉。チーラニーアはアイルランド西部ゴールウェー県の地名(英語名 Teeranea)。

festology (festilogy, félire)

'festology' の語について ディロン(Myles Dillon)の本を読んでいて 'festology' の語に出くわす。ふつうに調べても中々わからない。

スローエアの名演(エルヴィー・ミラー)

アイルランド語TV放送局TG4の人気音楽番組「ギャントリー(ガントリー)」 'Geantraí'*1 はアイルランドのパブから伝統音楽の粋を聞かせてくれる。 *1:いにしえのアイルランド音楽の三目的の一つ。suantraí と geantraí と goltraí の三つに分類されていたと…

Sister Stan

朝、起きたときにまず、シスター・スタンの言葉を読みます。Sister Stan's Book of Inspirations (Columba P, 2013) という本からいくつか例を。

元 ちとせをアイルランド人に聞かせる

〔以下は2003-2004年のアイルランド旅行記の一部〕 元 ちとせをアイルランド人に聞かせる → 意外な反応が 今回のアイルランド旅行で、二人の人に元 ちとせを聞かせた〔2004年1月〕。今や幻の名盤となった(?)奄美島唄集のアルバム《故郷・美ら・思い》であ…

冬のゲールタハトを訪ねて

以下は 2003 年12月から翌年1月にかけてのゲールタハト(ドネゴール と コナマラ)訪問記です。初出は「冬のゲールタハトを訪ねて」(「クラン・コラ」2004年1月号)で、それに加筆し註釈を加えたものです。

ITMAのアーカイブから

ITMA ダブリンにあるアイルランド伝統音楽資料館(ITMA)はアイルランド伝統音楽に関する様々の資料の宝庫だ。古いLPから古い楽譜、最新の研究書に至るまで、調べ物があれば一度は足を運ぶ価値がある。利用は無料。

イアン・スミスの唄うバーンズ

Ian Smith, A Celtic Connection (IS02, 2011) アイルランドのギタリスト、イアン・スミスの2011年のアルバム。 ドネゴール(アイルランド北部)のシンガー・ソングライターとしても知られる。しぶい歌声。曲はいぶし銀のような深い味わいのものが多い。

イェーツ切手の初日カバーの買い方

今年2015年はアイルランドの詩人W・B・イェーツ(1865-1939)の生誕150周年に当たります。それを記念した切手が6月12日に発行されました。

エラハタス(2015年)予定発表される

毎年秋に開催されるアイルランド語芸術の大会エラハタス・ナ・ゲールゲの2015年の行事予定が発表されました。シャン・ノース(歌唱・ダンス)のアイルランド一の名人を決める大会です。他にもストーリテリングや、さまざまの歌唱競技など(同一時間帯に複数…

「牛飼いの美少女」

Noeleen Ní Cholla, An Mhaighdean Mhara (CICD198, 2015) アイルランドの女性歌手ノーリーン・ニホラのアルバム《人魚》は2015年の出色の収穫だ。

シャン・ノース早わかり

アイルランドの中等教育修了試験の選択科目に音楽がある。クラシック音楽やロックなどに交じってアイルランド伝統音楽もある。

はてなブログを始めました

詩・音楽・アイルランド関連の話題を扱うはてなブログを始めました。はてなダイアリーはそのまま残します。はてなダイアリーの記事ははてなブログにエクスポートします。 以下はブログに関する覚書。

ダブリンの天気(2015.8.7)

アイルランドでは天気予報は役に立たないといわれる。 一日にすべての天気が現れるからである。 にもかかわらず、人びとは天気の話をするのが好きだ。 でも、この頃の首都ダブリンの天気のひどさには、さすがのアイルランド人も閉口してるだろう。

松田誠思氏の講演〈「1916年復活祭蜂起」とW. B. イェイツ〉 'Easter, 1916'

松田誠思氏の講演<「1916年復活祭蜂起」とW. B. イェイツ>(2014年11月15日、大阪・ナレッジサロン)が蜂起の決断と詩人の結構とについて鋭い洞察を示したこと。このことを、その鋭さの尖端の部分だけでも書留めておこう。 まず、蜂起の決断。どこから考え…

二千年前のアイルランド人

2003年、ダブリン近郊のクローニーカヴァン(ミース県)とクローアン(オファリ県)で、それぞれ泥炭地から発見された二人の男性についての調査結果が少しずつ出てきた。ピート(泥炭)に埋まった人体はミイラ化する。放射性炭素による年代測定だと、両者と…